俺の継子がクソな件について【不死川実弥】

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こんにちは、風花Aです。ピッチピチの華の16歳です、キラン。

師範が他の柱の方と合同で任務に出かけて一週間。十二鬼月かもしれないという情報を頼りに、え〜と派手派手煩い人、あ、音柱の宇髄さんと出かけていった。あぁ、ありがとうお館様。平和です、私。


誰もいないお屋敷でのんびりとしていると、私の鎹烏、命名・豆大福が飛んできた。なぜ豆大福かって？この子ってば、烏なのに真っ白なの。しかも黒いマメみたいな模様が所々あるから、豆大福。うまいでしょ？


師範が帰ってきたら、何を作ってあげようかなぁと天井を仰ぎみる。……ていうか、師範帰ってくるの遅くない？3日で帰ってくるとほざいていたのに。あの人、そういった時は必ずその日数で帰ってくるんだけど、今回はかなり遅い。何やってんだろう。



「A、御館様がお呼びよ」

「え〜」

「早く」

「あー、ちょっと待って。あと30分ゴロゴロさせて」



おでこを思いっきり突かれた。

そこを押さえながら穴が空いていないかを鏡で確認する。本当に痛かったよ。半泣きで「わかった」と呟いて、刀を持ち御館様のお屋敷に向かう。


御館様、なんのご用だろう。何か美味しい甘味でも手に入ったのかな。最近会ってなかったし、ちょうどいいや。師範の愚痴を言って、師範の行いを正してもらおう。



「こんにちは、階級甲、風花Aです。お館様に呼ばれて参りました。って、ぎゃ！久しぶり〜！！」

「「お久しぶです、A様」」



やだもうこの双子ちゃんたち、見るたびに可愛くそして綺麗に育っている。あ〜、おばちゃんが飴ちゃんあげるね、ほら。


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