俺の継子に呆れた件について【不死川実弥】

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「Aさんも念のためここに数日はいてくださいね」



そんなことを言われ、風の師弟、蝶屋敷にて療養決定。そして私は師範にあることを聞いた。私が持っていたおはぎはどこだと。



「あ？あぁ、あれかァ」

「そうですよ。私手に持ってたはずなんですけど」



あれを手に持ったままの戦闘はなかなかにきついもんだった。その辺に置いて戦闘の最中、おはぎが木っ端微塵になってもいけないから。


目が覚めたとき手にはそれがなかったから誰かが私の手から取り上げてどこかに置いてくれてると思ったのに見当たらない。



「食った」

「は？」

「俺が食った」

「なんで食べるんですか！！！！」



師範へのお土産だったことに間違いはないけれど！せめて二つ買ってきたんだから一緒に食べたいじゃないですか。この薄情もののおたんこなすび！！！


ギャーギャー叫んでいると、廊下を歩く足音が聞こえる。やばい、この足音は絶対に胡蝶様だ。時計を見れば、恐怖の時間【注射】だ。


私は自分のベッドから抜け出すと、急いで隣の師範のベッドの中に潜る。「てめぇ！何入ってきてやがる！！」と怒られるけれど今は隠れないといけないんだ。



「可愛い継子の命の危機です！匿ってください！！」

「だからって俺のベッドに入ってくんな！全身痛くててめぇを蹴れねぇだろうがァ！」



そう実は師範動けないようにベッドに縛りつけられているのだ。昨日鬼と戦ったこともありさらに悪化したらしい。そして私の人差し指が決め手となった。



「Aさん、注射の時間ですよ〜」

「(私はいない。私はいない)」

「柱(仮)ともあろう方が注射怖いんですか〜？」

「もう風柱(仮)はやめます！！今この瞬間にやめました！！だから注射は勘弁してください。師範たずげでぇぇぇぇぇえええ！！！」

「てめぇ、抱きつくなつってんだろうがァ！！痛ェんだよ！！」



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ーーー飛んだ茶番だ。




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＊風花ちゃんはちゃんと「風柱カッコ仮」って言ってます。

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