俺の継子に呆れた件について【不死川実弥】

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「てめぇを庇ってやったのが馬鹿みてぇに思えてきたァ」

「すみませんごめんなさい」



胡蝶様からしっかりと緊急の柱合会議の話を聞いた師範に説教されています。ところで師範は全身包帯塗れです。



「………まあお前に怪我がなくてよかったァ」

「師範……、………じばんっ、ず、ずぎでず……！！わ"だじをがばってぐれで……ごんな……無様な姿になったのに……一生ついでいぎまず……っ」



突如私の無事を良かったと言ってくれるものだから泣いてしまう。キュンとしましたよ。白けた目を向ける師範に、よし！と立ち上がる。


心配そうに私を見る師範に「風柱の休養中は私にお任せください！しっかりと鬼退治いたします！」とバシバシと彼の体を叩く。



「てめぇ！！！痛ェだろうがァ！！殺すぞ！！！！」

「あ、すみません」



怪我しているのに割と元気な師範に、「何か食べたいものありますか？」そう聞くと、彼は小さく「………おはぎ、」と呟いた。



「師範って本当顔に似合わず可愛い食べ物好きですよねぇ」

「うるせェ……やっぱてめぇを庇うんじゃなかった……」

「可愛い継子が大怪我してもいいって言うんですか！！！！この薄情者め！！！！」



ギャーギャーと師範と言い合っていると、誰かコンコンと壁を叩いた。振り返ればニッコリ顔の胡蝶様。額には血筋が立っている。あ、これは完全にオコなやつですね。



「ここは病室です、静かにしてください〜」

「すみません」
「悪ィ」



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