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「殺す」

「すみません、調子に乗りました」



師範に玄弥さんじゃないとバレた私は、彼の前でフライング土下座をお見舞いした。彼は玄弥さんの中に私がいるなら、玄弥はどこにいるんだ、そう言って、本来の私をみた。



「あはは……」

「……!」



師範は私と玄弥さんを交互に見ると、ブチッと音をたてた。どうやらキレたらしい。あぁ、ごめんね玄弥さん。これ死亡フラグですわぁ。


正座していた師範が玄弥さん(私)に殴りかかる。そして、玄弥さんは咄嗟に自分を守るようにして腕で頭を隠す。ほほう、玄弥さん可愛い私の顔を傷つけさせないように考えましたな。


……ってそんなことを言ってる暇ではなくこの二人を止めなければならない。立ち上がり、止めようとすれば師範が済んでのところで動きを止めた。


そして彼は「絶対ェ許さねェからな!!A、てめぇは元に戻るまで戻ってくんなァ!!」と荒げると自室へと向かったのか部屋から出て行った。



「ごめんね、玄弥さんバレちゃった」

「いや、Aさんが兄貴の屋敷に来た時点で嫌な予感してたから……」

「え〜、予想的中ってやつ〜?」

「………兄貴って本当にAさんのこと大切なんだろうな……」



ボソリとつぶやかれた言葉に「?」と浮かべる。彼は頬を掻いて、師範が玄弥さんを殴れなかったのはきっと今自分は私であるからだろうって。



「兄貴はAさんを殴れないんだよ」

「いや、結構殴る蹴るされてるけど?」

「あ、多分それはわざとではないんじゃ…」

「いや100%わざとだろ」

「だ、だから、そ、それはあ、愛のある行動っていうか」




ーーー私たちなんの話をしているんだ。




.

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設定タグ:鬼滅の刃 , 風柱 , 不死川実弥   
作品ジャンル:アニメ
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ぶどう - カッコ仮ってシュタゲかw w (2021年2月4日 21時) (レス) id: 87d010c47c (このIDを非表示/違反報告)
りんごたん - むいくん…( ;∀;)むいくんが悲しすぎる… (2020年3月1日 17時) (レス) id: b6aa212c61 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 伊黒さんのもつくって欲しいです (2020年1月26日 0時) (レス) id: 930d314957 (このIDを非表示/違反報告)
いちゅき - オチはやっぱり実弥がいいですねぇ (2020年1月25日 12時) (レス) id: e629abc83d (このIDを非表示/違反報告)
奈胡 - 毎日楽しく見させていただいてます。ありがとうございます!希望としては恋のパターン希望です〜(*'-'*) (2020年1月25日 3時) (レス) id: 6815733e3d (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:美桜 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/ririsa10713/  
作成日時:2020年1月11日 20時

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