年下彼女に要注意？【神威】

under girlfriend 31 ページ34

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人の家の前で煩いなと注意するべく、扉を開けてそう言い放つと、そこには見知った顔の二人が。


今一番会いたくない人とついこの間振り向かせると私に宣言した人がいて。顔を確認した途端、扉をバタンと閉めた。


……はすだったが、閉まらない。
床を見ると玄関に靴が挟まっており、顔を上げて「靴邪魔…」とそーちゃんを見る。



「アイス買ってきてつって呼び出したのはどこの誰でィ」


「え、私が電話したのは総子……、…もしかして？」


「そのもしかしてでィ」



こればかりは自分の不注意だ。

仕方なしにそーちゃんを家にあげようとするが、ここで神威さんを入れなかったら変に誤解されそうで怖い。彼をちらりと見ると目が合うがすぐに私から逸らしてしまった。


「どうぞ」と二人を部屋にあげて私はそそくさとベッドの中に潜っていく。化粧もしてないこの顔をあんまりみられたくない。


二人に背中を向けていると冷たい手が私の額に乗って「熱いな」と言った。そーちゃんの手と声だ。



「冷蔵庫勝手に開けるぞ」


「ん……」



そーちゃんの足音が遠のいていく。
背中を向けたまま、神威さんに「何しに来たんですか」と尋ねると彼は酷く小さい声で「心配、だったんだ」と言った。


「アイス入れて置いたから食える時に食えよ」とそーちゃんがこちらに戻ってきたようだ。折角来てくれた二人に酷い態度を取っているが今はそんな状況でないため許してほしい。



「(……頭痛くなって来た)」




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