年下彼女に要注意？【神威】

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週明けの月曜の夜。


「ごめん、待った？」


「別に」


その日は、そーちゃんと待ち合わせの約束をしていた。


神威さんに別れを告げた後、二日間の休日を挟んでいたときにそーちゃんから連絡がありその後の調子を聞かれたのだった。二日間、時間が過ぎるのが長く感じており独りぼっちの部屋の中でずっと神威さんのことばかり考えていた。


そーちゃんには正直に彼と別れたことを話したら、彼は少し気分転換でもどうかと言われた。そんな気にはなれなかったが毎度のごとく無理やり「月曜の20時な」を約束をこじつけられた。恐らく今日が非番なのだろう。



「何食いてェか？」


「んー、なんでもいいよ」


夕食の時間でもあったため、そーちゃんと会ってすぐにごはんを食べに行くことにした。
そーちゃんは「お前ェいつもなんでも良いっていうよなァ」と笑って私が好きな洋食レストランへと連れて行ってくれた。



「なんか飲むか？」


そーちゃんはレストランに似つかわしいビールを頼んでいた。
偶にはお酒もいいかななんて考えてカクテルを一つ頼んだ。

カルボナーラのサラダセットとそーちゃんはチーズインハンバーグを頼んでいた。
そーちゃん基本的に和食を好むのに私のこと優先してくれて申し訳ないなと思う反面、気遣ってもらえるのが今は嬉しい。



「俺、今日からお前にまた振り向いてもらえるように頑張るわ」


「えっ」


「彼奴と別れたばかりでんなこと考えられなくて迷惑かもしんねぇけど俺ァ真剣だからな」



ちょうど店員さんがサラダを持ってきたときにそういうことを言ってきたそーちゃん。

タイミングを見計らってほしい…。


そーちゃんの唐突な宣言にうなずくことしかできなかった私の胸はチクリと痛んだ。


彼といる…そんなときまで私の中には神威さんがいるんだもの。そーちゃんにひどいことばかりしている自分が情けない。


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