年下彼女に要注意？【神威】

under girlfriend 11 ページ12

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徒歩と電車を使うのとはまた違って、車の中だと暖かい。助手席から彼の横顔をちらりちらりと何度か見る。



「それにしてもこんな時間まで家にいたの？」


「え？」


「A、今日は17時には終わってだろ？」



今日は17時に終わってそれから彼の家に夜ご飯を作りに行くという話をしていたため、こんな時間までいたのを不思議に思ったのだろう。遅くなると連絡があったのは18時だったのだ。だから22時に彼の家付近を歩いて帰っているのは少しおかしい。


そーちゃん家に行ってたことを思い出し、私は軽率なことをしていたのではないかと思った。神威さんという人がいながら、元彼の家に行ってるなんて可笑しな話だ。



「本屋に行ってから来たから遅くなっちゃったんです。それに少し待てば神威さんに会えるかなって思って」


思わず口から出て来た誤魔化し。
嘘をついてしまったことへの罪悪感が私に襲いかかる。


そーちゃんの家に行っていたことを正直に話すべきだとはわかっているけど、今のこの状況でそれを話してしまったら、関係が崩れてしまいそうで怖くなってしまった。



「そっか。でもあんまり遅くに帰らないでよ。俺、心配だから」


「はい、わかりました」



ほんの少しの間だけでも一緒に居られることがこれ以上に嬉しく思うなんて私もだいぶん彼に堕ちたものだ。



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