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今日は天気のいい素敵な日だった。だって外は雪が降っている。1週間のチームアップの任務を終えて今日、焦凍が帰ってくる。家に招こうかななんて考えていた自分が愚かだった。
「うわ、ショートってあの女ヒーローとできてたんか？！」
「おい、声でけぇって」
聞こえないフリをした。
それでも少し気になって、消していたSNSを再ダウンロード。恐る恐る見てみると、チームアップ先での女ヒーローとの密着したツーショット写真が上がっていた。慌ててスマホを閉じ、息を吸うと自分を落ち着かせる為に「大丈夫、大丈夫」と声をかけた。
終業時間になり、荷物をまとめるとスマホをもう一度開く。もうそろそろ戻ってくる時間かなと思いながら一階に降りて、外に出た。
見知った紅白頭。そして名の知れた女ヒーロー。二人がキスをしていた。周りにいた人たちが黄色い声をあげる中、焦凍と目が合う。
すぐに私を引き留めた彼だったが、私の今の情緒が彼の言葉を受け付けなかった。走ることができない足で急いで彼の元から離れた。暫く歩いた先、公園に入ると肩で息をしながら下を俯く。
電話をかけて、すぐに出た彼女に「……私、馬鹿だった」と泣きながら訴える。何も言わない百ちゃんに、私はポロポロと涙を流した。
「百ちゃん、私……焦凍に好きって言われて浮かれてた。……焦凍は住む世界が違ったんだよ、……こんなことになるなら、」
「………お前、電話かける相手間違えてるだろ」
「………え、なんで……かっ、ちゃん？」
「今どこだ」
振り絞るようにして「○○公園っ」と吐き出した。
「良かった、近ぇわ」とかっちゃんの声に、泣きながら「再会、なんてしなければ良かった……っ」と叫ぶようにして電話の向こうの彼に訴えた。
「…………俺ァ、お前の味方だって言っただろ」
「か、……っちゃん」
私のことが心配でエンデヴァー事務所に向かう途中だったらしい。かっちゃんはすぐに私の前に来ると「もう泣くな」と言って私を抱きしめた。
怪我をして、焦凍に別れを告げた時、壊れかけていた私にいつもかっちゃんは寄り添ってくれていた。「俺はお前の味方だ」そう言って何も責めず、いつも私の味方でいてくれた。
私をいつも優先してくれる、優しい幼馴染。
味方でいてくれる彼にずっと甘えていた。
「………舐めプじゃなくて俺にしとけや」
彼の気持ちなんて知りもせずに。
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莉緒(プロフ) - めっちゃ好きです！！続き待ってます。更新頑張ってください！ (1月15日 12時) (
レス) @page36 id: ff1884054a (このIDを非表示/違反報告)
藍蝶(プロフ) - エンデヴァーが冷や汗流すの面白すぎますWW (1月3日 19時) (レス) @page35 id: 73807850f7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：美桜
| 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/ririsa10713/
作成日時：2023年9月18日 12時
