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「………初めまして、雪村Aです。本日からよろしくお願いします」
「ということで、寿退社した算盤さんの代わりに事務関係の仕事をお願いすることになった。俺の友達」
思いの外、次の仕事がこんなにも早く決まるとは思わなかった。一応、エンデヴァー事務所ということでまたしても焦凍に連れられてエンデヴァーに会い面接のような場を設けてもらい、何の壁もなく入社。
「焦凍くんの友達っつーより、元カノなんでしょー？」
「ショート、彼女いたことあんのか！女に興味ねぇのかと思ってたわ！」
「ほら、最近やたらと機嫌良いの好きな子と再会出来たからって噂じゃん」
大手の事務所でもこんなに噂が立っているのか。
焦凍は彼らを見て、「悪ぃ、嫌なこと言われたら俺にすぐ言え」と言い教育係?の人を紹介してくれた。
仕事内容は割と簡単な事務仕事。お金関係のこともそうだが、チームアップやメディア出演のオファーを受けたり、あとは各ヒーローのスケジュール管理。
「へぇ、すごい。こういう仕事は経験あるの?」
「はい、前の会社でもこういう仕事してました」
「……ショートから話は聞いてたけど、素敵な子ね。ショートが惚れる理由わかるわ」
どこまで聞いているのか。しかし、焦凍が私を好きという話はほとんどの人が知っているような感じだ。
「雪村さん、会議室Cにお茶を三つお願いできる?」
「はい、すぐ向かいます」
お茶を三つ淹れる。茶柱が立ち、ふふっと笑みを浮かべながら会議室CというAに比べて小さな個室にノックしてお茶を届ける。
「あれ、Aちゃん」
「あ？なんでAがいるんだ」
「げっ……！！」
入社1日目、厄日である。
「Aちゃん、職なしニートになったはずなのに」
「おい、職なし。てめぇ、この前、俺の話聞いてなかったんか」
「職なしオンパレードしないでよ！！」
小さい頃からの付き合いだから、遠慮なんてものこの二人にはないだろう。けれど、だからといって「職なし」と言われるのは胸に槍が刺さる。
出久くんに限っては「職なしニート」。
かっちゃんには胸ぐら掴まれるし、怖い。この人本当にヒーロー？
「俺がうちで働かないか誘ったんだ。つーか、爆豪、Aを離せ」
「"うちで働かないか誘った"だァ？！」
「あぁ、ちょうど事務に一人欠員が出てな」
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莉緒(プロフ) - めっちゃ好きです！！続き待ってます。更新頑張ってください！ (1月15日 12時) (
レス) @page36 id: ff1884054a (このIDを非表示/違反報告)
藍蝶(プロフ) - エンデヴァーが冷や汗流すの面白すぎますWW (1月3日 19時) (レス) @page35 id: 73807850f7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：美桜
| 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/ririsa10713/
作成日時：2023年9月18日 12時
