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「お前の会社あそこだったんか」
どうしよう、雪村A。元雄英生。
職を失いました。
「もともと会社を畳もうとしてたらしいんだけどね、ヴィランによって職場崩壊してちょうどいいからって。もうそのまま退職金だけ出て仕事無くなった」
「ドラマみてぇな話だな」
「どうしよう、仕事ない」
「はは、ざまァ」
1週間前、ヴィラン同士の抗争で私が務める会社の建物が崩壊した。社長は元々海外進出をするためにこの会社をたたむ予定だったらしい。
ちょうどいい機会だと予定を早送りして、退職金はそれなりに出たが社員は唐突に職を失った。
「お先真っ暗ってこのことなんだ」
「俺も仕事探し手伝ってやるよ」
「ほんと？ありがとう、かっちゃん」
仕事の話をとりあえず実家の両親にしに行こうとしたら、地元でかっちゃんと遭遇。連行されるようにしてかっちゃんの家にやってきた。
「最近舐めプ野郎とはどうよ」
「舐めプ？……あ、焦凍のこと？」
「……また名前で呼んでんのか」
「あぁ、うん。ちょっといろいろ話して和解？した」
つまらなそうに昼からお酒を飲むかっちゃんに「かっちゃんはかっこいいヒーローになったね」と呟けば、彼は大きく咳き込んだ。
性格は昔も今も変わらない様子だけど、頼れるヒーローで、人気もある。時々、ショート、デク、ダイナマイトの三人でチームアップを組んで活動しているようだ。
「お前、今でも舐めプが好きなのかよ」
「………好き、だけどやっぱり自信持てなくてさ」
「自信持てや。舐め……轟が好きなのはテメェなんだからよ」
「かっちゃんってほんと私の良き理解者だよね」
にっこり笑うと彼は、ハッと鼻で笑う。
2年前、連絡を途絶えていた頃かっちゃんにたまたま街で出会し追いかけ回された時は殺されるかと正直思った。隠れるのに必死になったのを今でも思い出す。
それでも、彼がどれだけ幼馴染の私を心配し気にかけてくれていたかわかった。
「俺ァ、お前の相談ならいくらでも乗ってやるからよ」
「ほんと？かっちゃんって昔から優しいとこあるよね」
にこりと笑えば、彼は私から視線を逸らした。
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莉緒(プロフ) - めっちゃ好きです！！続き待ってます。更新頑張ってください！ (1月15日 12時) (
レス) @page36 id: ff1884054a (このIDを非表示/違反報告)
藍蝶(プロフ) - エンデヴァーが冷や汗流すの面白すぎますWW (1月3日 19時) (レス) @page35 id: 73807850f7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：美桜
| 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/ririsa10713/
作成日時：2023年9月18日 12時
