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エンデヴァーさんが俺のところに来て、ぐちぐちと言い始めて少し。隣でちまちまと初酒を飲み始める彼女を片目に「俺はこの子の護衛があるもんで♡」と返す。
「よくお前と一緒に週刊誌に載ってるお嬢さんか」
「はい、そうです」
というか、週刊誌とか見るんだエンデヴァーさんも。
隣でカクン、カクン、と首が揺れ始めたのを見て手に持っていたグラスを取り上げる。「恋人というのは本当のようだな」というエンデヴァーさんに「それが違うんですよ〜。まあ俺はずっと好きなんですけどね」と溢しながら寝始めたAにホテルの人から借りたブランケットをかけてあげる。
「変な虫がつくと困るんで、そばにいてぇだけです」
「ふん、そうやっていつも彼女から男を遠ざけているのか。健気なやつだな」
「はは、ありがとうございます」
「褒めてない」
大学生になってから、一際目を引くようになったAだからこそ。このパーティに参加している他の連中に声をかけられる前に、こうして一緒にいれば週刊誌などで知っている奴らは勝手に俺の恋人だと認識して離れていく。
隣に座ってパーティの景色を眺めていると、「あれ、A寝ちゃったのか」とお父さんがやってくる。彼には感謝している、こんな可愛い子に出会わせてくれたんだから。
「初めての酒ですぐこれです」
「やっぱりなぁ、嫁は強かったけど俺は飲めないタイプだから絶対Aもすぐに酔うだろうと思ってたんだよ」
「俺は止めたんすよ」
またどこかへといってしまったお父さん。その後に目を覚ましたAが「あれぇ」と呂律の回らない声で当たりを見渡す。
「………ん、……啓……」
「あー、ダメダメ。ここでその名前呼んじゃ」
「………うん……」
酒の力で素直になれるタイプなのか、俺の方へと身を寄せるA。「俺、ちょっと向こうに水取りに行ってきていい？」と小さく聞けば、「ううん」と首を横に振るう。
「一緒に居て」
「はいはい、甘えたさんですね」
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浦玖珂 咲希(プロフ) - すやすや眠る夢主ちゃんの横で永遠に焼き鳥の数を唱えてるの想像したらシュール過ぎておもろい (2023年3月23日 23時) (
レス) @page32 id: e9e20e1e7a (このIDを非表示/違反報告)
浦玖珂 咲希(プロフ) - みんな本家通りの性格してるのに面白すぎる、最高過ぎる！！！ (2023年3月21日 3時) (レス) @page25 id: e9e20e1e7a (このIDを非表示/違反報告)
真白 - 微笑ましい〜！ (2023年3月13日 13時) (レス) @page6 id: 1bd364c53c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：美桜
| 作成日時：2023年3月12日 17時
