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ファンの子たちの前では気さくに話していた啓悟だが、二人きりに戻るとスンとテンションを落としていた。
「まだ気にしてるの？」
「……漆畑さんのあの目見たやろ？やばか、俺、殺される」
「No.2を殺そうとする公安なんて早々いないって」
なんだかよくタイミング悪くお父さんが帰ってくる。まるで狙っているかのようにだ。あれだけ私に啓悟と付き合ってほしいと言っていたくせに、実際となると啓悟に嫉妬してしまってめんどくさくなる。
あの日も、思ってたよりも早く返ってきたお父さんは上半身裸の啓悟と、服が乱れていた私を見て発狂してしまった。あの後一緒に夜ご飯を食べたがずっと啓悟を睨んでいて、啓悟本人は今もこうだ。
「お父さんね、私によくホークスといつ結婚するんだって言ってたぐらいだから大丈夫だよ」
なんて自分で言って、ものすごく大胆発言をしてしまったことに気づく。啓悟は「……俺としては漆畑さんの信頼失う＝将来Aとのこと認めてもらえんっつーことやけん」と難しいことを言い始める。
「むしろ漆畑さん、家に何かつけとるんじゃなかと……？可愛い可愛い娘に悪う鷹が寄ってこんごつ……」
「悪う鷹って……」
「……Aに欲○しとる俺」
「言い方」
とある店に二人で入る。
人の目が入った瞬間に啓悟はヒーローの顔になる。予約していたホークスです、と女性従業員へと伝えた。頬を染めるその人を眺めていると「じゃあこの子お願いします」と背中を押す啓悟。
いろんなドレスが並ぶ部屋に案内されて、これも素敵だなぁなんて吟味していると「こちらオススメですよ」と一着のドレスを見せてもらえた。
それにします、とお願いし着替えてヘアメイクをしてもらう。綺麗に巻かれた毛先が綺麗に体のラインを強調している。
「あちらでホークス様がお待ちです」
「ありがとうございます、すごいですね。別人みたい」
「お綺麗ですよ。お二人、とてもお似合いです」
「あんまりそう言って貰えなかったから……嬉しいです」
にこり、と笑えば彼女も微笑み返してくれた。
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浦玖珂 咲希(プロフ) - すやすや眠る夢主ちゃんの横で永遠に焼き鳥の数を唱えてるの想像したらシュール過ぎておもろい (2023年3月23日 23時) (
レス) @page32 id: e9e20e1e7a (このIDを非表示/違反報告)
浦玖珂 咲希(プロフ) - みんな本家通りの性格してるのに面白すぎる、最高過ぎる！！！ (2023年3月21日 3時) (レス) @page25 id: e9e20e1e7a (このIDを非表示/違反報告)
真白 - 微笑ましい〜！ (2023年3月13日 13時) (レス) @page6 id: 1bd364c53c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：美桜
| 作成日時：2023年3月12日 17時
