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目を覚ませば、知ってるような天井が目に見えた。体を起こし、辺りを見渡してみると、どうやらAの家で、Aの部屋のようだ。
……いや、待て。なんでAのベッドで寝てんの俺。
待て待て待て、と自分の服装を見、コスチュームのままであり、ポケットの中の"なにか"あった時用のアレもちゃんとある。大丈夫だ、多分何もなかった。
昨日、エンデヴァーさんとチームアップの話をしながら呑んでいた。途中から記憶が飛んでいるが、ここにいるという事はエンデヴァーさんがここまで連れてきたのか。
スマホを見れば、当然彼から怒りのメールが届いている。「貴様、父親不在の娘さんの家に泊まって変なことするなよ」ときている。
ガチャリとドアが開いて顔を出したAが「あ、おはよう。目ぇ覚めた?」と言う。連日の重要案件やらで疲れていた重い体はすごい軽いし、何よりも昨日あれだけ呑んで二日酔いになっていない。Aの個性のおかげか。
「ところでなんで俺、ここにいんの？」
「エンデヴァーさんに教えた住所がここだったの。すごい怒っとったよ」
「だろうね」
この様子なら俺はまだ手を出していないようだ。よし、と安心すると共にちょっと内心落ち込む。
彼女は「ご飯、食べるでしょ？」と言って俺を笑って見つめてくる。可愛過ぎんか？？言葉を噛みそうになりながら「食べる」と言えば、シャワー浴びてきたら？と言って消えていく。
いやいやいや、なんだあの破壊力。
2週間ぶりとは言え、俺の幼馴染可愛すぎる。
「そういえば、お父さんが今度殴らせろって」
「え、なんで？」
「泊まったから」
エンデヴァーさんのメールにも載ってたが、手は出していないとは言え男が一人でいる時の娘の家に泊まるなんてそりゃ許さないだろう。わりかし、漆畑さんに信用されている自信はあったが、これがきっかけで信用されなくなっても困る。
苦笑いを浮かべる俺に、Aが「けどさ」と箸を止めて話し出す。
「啓悟は私の嫌がることしないって、何度も言ったのに煩いから途中で切っちゃった」
「ん"ん"っ」
「そうでしょ、啓悟」
エンデヴァーさんからの連絡の他に、漆畑さんから数件のメールが届いていたが多分そのことだったんだろう。先に見ておけば良かった。
そして、彼女が言うのは確かにそうではあるけれど。実際問題酔っていれば、酒の勢いというものが存在しているのもまた然りだ。
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浦玖珂 咲希(プロフ) - すやすや眠る夢主ちゃんの横で永遠に焼き鳥の数を唱えてるの想像したらシュール過ぎておもろい (2023年3月23日 23時) (
レス) @page32 id: e9e20e1e7a (このIDを非表示/違反報告)
浦玖珂 咲希(プロフ) - みんな本家通りの性格してるのに面白すぎる、最高過ぎる！！！ (2023年3月21日 3時) (レス) @page25 id: e9e20e1e7a (このIDを非表示/違反報告)
真白 - 微笑ましい〜！ (2023年3月13日 13時) (レス) @page6 id: 1bd364c53c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：美桜
| 作成日時：2023年3月12日 17時
