番外編�� ページ47
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「この子はエマちゃんに似て可愛く育つと思う」
腕の中の女の子をまじまじと見ながら言えば「だろ？」とけんちんくんがニカッと笑う。けんちんくんに似ても端正な顔立ちだろう。
「本当、いい親になれるよ二人とも」
「……Aちゃん、まだお父さんとは和解してないの？」
「うん、しないつもり」
よく手紙が届くようにはなったけど、私の過去はそう簡単にごめんの一言でなかったことにはできない。寝ていた赤ちゃんがくずりだし、慌ててママであるエマちゃんの腕の中に渡す。
すぐに泣き止んではすやすやと寝ている。
その子を眺めながら「……お母さん、か」と呟いた。
「そういえば、ニィと最近連絡とってる?」
「イザナ？………海外飛び回って、私のことは放ったらかしのイザナくんのこと？」
「めちゃくちゃ怒ってんじゃん……」
もう2〜3年ぐらい会っていない。イザナの性格上、電話もメールも素っ気ない。昔からわかってはいたけど、年単位も会えないと流石に辛い。
「俺、昨日イザナと電話したけど」
「マイキーくんに負けた」
「俺の勝ち〜」
「あ、やば！」と立ち上がるエマちゃんがもう一度、赤ちゃんを私に受け渡す。腕の中に再び戻ってきた二人の子を見つめて「………私、お母さんになりたいんだよね」とマイキーくんにつぶやいた。
私みたいな過去を持つ人間に母親なんてって思われるかもしれないけれど、死んだお母さんを最近はよく思い出す。優しくて暖かい、お母さんの温もりを。
「………エマちゃん見てるとさ、好きな人との子って本当に可愛いし、愛しいんだろうなって」
「へぇ……つーか、それイザナに言えば？」
「絶対引かれる。それに放ったらかしのイザナに言いたくない！」
マイキーくんはたい焼きを食べながら「ふーん」と大層どうでも良さそうな返事をしてきた。「けど、イザナとの赤ちゃん……きっと世界一可愛い」と小さな声で呟けば。
「ーーーじゃぁ、作るか?」
「え？」
リビングの入り口で腕を組んで立つ彼は「悪かったな放ったらかしの彼氏で」と何食わぬ顔で言った。
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頭ン中お花畑(プロフ) - とっても甘々で最高でした。ニマニマが止まらないし、本当に胸がキュンキュンするーっ！ 最高のイザナ夢をありがとうございました。寿命が伸びた気がします (1月7日 23時) (
レス) id: 67d18bea8c (このIDを非表示/違反報告)
ちえ - 天竺編10月始まる楽しみ今からイザナ見るの待ちきれらない (6月21日 0時) (レス) id: 67f766a775 (このIDを非表示/違反報告)
ちえ - イザナの名言天竺編で見れるの楽しみです。 (6月12日 1時) (レス) id: 67f766a775 (このIDを非表示/違反報告)
桜華 - ↓ごめんなさい 間違えました (5月15日 22時) (レス) id: c0d0824301 (このIDを非表示/違反報告)
桜華 - あ (5月15日 22時) (レス) id: c0d0824301 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：美桜
| 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/ririsa10713/
作成日時：2022年11月13日 16時
