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「やだやだ！！隆にだけは採寸されたくないし、サイズを知られたくない！」
現在手芸部部室、私は叫んでいた。
中学3年最後の文化祭で服の製作をするらしい。なんで中学生なのに大学専門学生みたいに製作すんの！別に女の子から頼まれたならばいい。
けれど、頼んできた人は三ツ谷隆。そうコイツなのだ。清々しいほどの笑みを添えて。
「彼女なんだし、採寸ぐらいで、んな恥ずかしがるなよ」
「何よ！この前なんて私がお昼寝してる間に体触ってたくせに！」
「三ツ谷部長！それはひどいです！！」
「いやいや体じゃなくて触ってたの手だからな」
遊びに来たのに隆に手を掴まれる。片方の手には採寸用のメジャーを持っている。こっち来いってカッコいい笑顔を添えてくれるのはキュンとしますが、強引すぎる。嫌だヘルプ！
「けど、楠瀬先輩。今回三ツ谷先輩ドレス作りたいって言ってましたよ」
「え！！！！！尚更嫌だ！！私のウエディングドレス作るの三ツ谷隆だろ！！！」
「どこにキレてんだよ」
「他の女のドレス作る気なのか！！帰ってやる浮気者め！！」
帰ろうとすれば隆に足でホールドされて逃げ道塞がれてしまう。なんだよ隆め、人前でベタベタと。「相変わらず細ぇな」と腰に触れられた手に思わず「ひゃ！」と声が出た。
その場の女子皆が固まる。ちなみに私も。そして隆から皆が離れていき家庭科室から出て行った。「俺なんかした？」と私の腰を自分の手で測ろうとしてくる隆。
「……隆サン、その手退けてもらえませんか」
「ん？A、顔赤くね？」
「………はな、して……っ」
教室にカーディガンを置いて来た。
セーラー服一枚を隔て、隆の細い指の感覚が伝わってくる。くすぐったい。私の気も知らずに隆は指を動かしている。
思わず出た助けの声はか細くして、やっと察したらしい隆は手を離した。
「お前そんなんで今から先どうすんだよ」
「な、なななんのこと？！」
「キスの先だよ」
「まじでなんのこと？」
「いや、いいわ。忘れろ」
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東リベ推し - 三ツ谷推しです。主様は神ですかあ❗️ (2022年3月28日 1時) (
レス) @page50 id: e85af83036 (このIDを非表示/違反報告)
ふぁむ - 毎日きゅんきゅんしたりドキドキしたりでほんとに面白かったです(*´ω`*)素敵な作品でした！お疲れ様でした(°▽°)！！ (2021年12月6日 1時) (レス) @page48 id: 9b99a694b1 (このIDを非表示/違反報告)
はむ - 完結おめでとうございます！！！きゅんきゅんしました！毎日の楽しみだったので少し寂しいですが次回の作品も読ませていただきます！！素敵な作品をありがとうございましたっ！！♡ (2021年12月5日 20時) (レス) @page48 id: fffe7db0be (このIDを非表示/違反報告)
綺羅(プロフ) - 眼科行くのをおすすめしますでくそ笑った。もしや中島さんは夢主ちゃんの事好きですな？？？ (2021年12月4日 20時) (レス) @page42 id: 1c40c756d3 (このIDを非表示/違反報告)
チョコプリン(プロフ) - 好きすぎて投票済みなのに見るたび右星押しちゃいます。。。いつも更新お疲れ様です😊 (2021年12月2日 21時) (レス) @page37 id: e53e09d499 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：美桜
| 作成日時：2021年11月23日 15時
