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走って教室に戻り、鞄を持つ。
階段を駆け降りて、下駄箱に向かえばそこに背中を預けて待つ幼馴染の隆がいる。
「隆〜！」
がばっといつものように抱きついてさっきのお礼を言う。どこから先生の話を聞いていたのか聞いてみれば、「貴方が目立つのが悪いのよ」のあたりらへんからだという。結構"私"という人物を貶されているところから聞いていたらしい。
私のこの唇が元々血色のいい桜色で、何も塗ってないきめ細かい肌であることも小さな頃から知ってるのは隆だけだ。
「ぺーやんくんにお礼言わなきゃね。でもよくあんなところ写真撮れたね」
「おー、まあー、うん」
「何か知ってるの？」
わかりやすく頬を掻いた隆は「お前の周りって敵多いから」と呟いた。業界でもそうだけど、学校では私を嫌う生徒がいる。今日みたいに嫌がらせを受けることは多々ある。
「ぺーやんにはAが嫌がらせ受けてるとこ見つけたら証拠取るように言ってんだよ」
「え……」
「お前は俺が守るよ」
おのれ隆め……。
さらりとカッコいいこと言って、また私を惚れさせて。心臓が破裂するよりも先に、感情溢れ出して涙が出た。
泣くなよ、と苦笑いを浮かべながら私の涙を拭ってくれる隆に「隆が幼馴染で良かったよ〜！！」と泣きついた。
「………へっっっっくちっ」
「相変わらず変なくしゃみ。風邪ひくなよ」
「三ツ谷ママ……」
「ママはやめろ」
隆と二人歩いて帰る。
途中オラオラと歩いていたぺーやんくんにお礼を言って、ぺーやんくんが好きなモデルの子のサインを今度貰ってきてあげると約束した。仲良いんだよねあの子と。
「三ツ谷の奴、お前のことになると人が変わったようになるからな」
「やだなぁ、ぺーやんくんってば！」
背中をバシッと思いっきり叩けば「痛ぇ！」と彼は背中を押さえて丸まった。コンビニから出てきた隆はホットレモンを買ってきてくれていてそれを受け取って、また歩みを進めた。
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東リベ推し - 三ツ谷推しです。主様は神ですかあ❗️ (2022年3月28日 1時) (
レス) @page50 id: e85af83036 (このIDを非表示/違反報告)
ふぁむ - 毎日きゅんきゅんしたりドキドキしたりでほんとに面白かったです(*´ω`*)素敵な作品でした！お疲れ様でした(°▽°)！！ (2021年12月6日 1時) (レス) @page48 id: 9b99a694b1 (このIDを非表示/違反報告)
はむ - 完結おめでとうございます！！！きゅんきゅんしました！毎日の楽しみだったので少し寂しいですが次回の作品も読ませていただきます！！素敵な作品をありがとうございましたっ！！♡ (2021年12月5日 20時) (レス) @page48 id: fffe7db0be (このIDを非表示/違反報告)
綺羅(プロフ) - 眼科行くのをおすすめしますでくそ笑った。もしや中島さんは夢主ちゃんの事好きですな？？？ (2021年12月4日 20時) (レス) @page42 id: 1c40c756d3 (このIDを非表示/違反報告)
チョコプリン(プロフ) - 好きすぎて投票済みなのに見るたび右星押しちゃいます。。。いつも更新お疲れ様です😊 (2021年12月2日 21時) (レス) @page37 id: e53e09d499 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：美桜
| 作成日時：2021年11月23日 15時
