妹として。[u.t.i.t]

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スタジオ収録の日
・
る「準備出来た？」

『出来たよ！』

る「じゃあ行こっか」
楽しみにしていた、スタジオ収録の日だ。お兄ちゃんからそらるさんも来ると聞いている。


スタジオ
・
る「スタジオ着いたよ」

『ここがスタジオか、、凄いね、』
私に歌い手が務まるのだろうか、少し緊張した空気が自分の気持ちを落ち着かせてくれた

そ「もう来てたのか、luz」

る「あ、そらるさん！」

そ「これが噂の」

『はじめまして。歌い手luzの妹の黒崎 Aです。今日はよろしくお願いします』

そ「こちらこそはじめまして、そらるです。Aちゃんは、俺の事は知ってるの？」

『もちろんですよ！昔からずっと聞いてましたから』

そ「そう言ってくれると嬉しいな、ありがとう」

る「早速始めません？」
その一言で、録音を始めることにした。

そ「ボッカデラベリタは、結構難しい曲だからビブラートの付け方だったりわかんないとこあれば言ってね」

『わかりました！あの、この曲ってダークな感じじゃないですか、その雰囲気を出すためにはどうしたらいいんでしょうか、』

そ「ん〜、Aちゃんが思っている雰囲気を出せたら大丈夫」

『わかりました、やってみます』
そして、録音が始まった。私が思う曲のイメージは女王になりきれない女王様。でも、頭だけは狂っていて上から目線で人々を見下す。

〜〜〜〜〜♪


そらるside
録音が始まった。
Aちゃんは緊張していたみたいだが、歌い始めるとそれを感じさせない綺麗な歌声が響いてきた。

(これは、すぐ有名になる、luzの名前なんていらないくらい、)

Aちゃんがイメージとして出してる雰囲気は、女王様だろうか、

そして、ラスサビに入った。最初よりも、戸惑っている感じがある、俺でさえ、こんなことは出来ない
最後の、ロングトーン。こんなに伸ばせるものなのか、あまりにも綺麗に伸びていた。

俺が言うことなんて、1つも無かった。
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俺はこの歌声に惚れてしまった。

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