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2 -めいちゃんside- ページ45

めいちゃんside



トイレに行った後、荷物を取りに部屋に戻る。



取っ手に手を掛けようとした時、

ドアのガラス越しに、信じられない光景が目に飛び込んできた。

嘘だろ、、、?



ゆっくりとドアを開けて、中に入る。



怒りなのか、悲しみなのか、絶望なのか

ごちゃごちゃになった感情が黒いもやのように沸き上がってきて、胸の中を埋め尽くす。



「何してんの」

静かに放った声は、少し震えていた。



『ごめんなさい、、、』

Aの目から涙がこぼれてハッとする。

Aは荷物を取ると走って部屋を出ていった。




バタンッ


、、、。


気まずい沈黙が流れる。



俺は、目の前にいるGeroさんを問い詰めたくてしょうがなかった。

俺が見た限り、行動を起こしたのはAから。

それは分かってる。けど

何で、何であんなこと、、、



「Geroさ、、」

G「めいちゃん」

言おうとした言葉を静かに遮られる。



G「今、俺の口から言えることやないねん」

「、、、」


その言い方は、言い訳とか隠し事とか、そういうものは全く感じられなくて。

ちゃんと人の事を考えてのそのセリフなのだと分かった。

Geroさんを責めることは無駄だ。



「すみません」

G「こちらこそ、嫌な気分にさせてもうてごめんな」

「、、、」

G「Aちゃんとは、今度きちんと話す。めいちゃんには、その後で説明するから」

「分かりました」


返事をして、自分の荷物の方に体を向ける。



G「めいちゃん」

「はい」

G「肉チョモの動画にだけは、こういう空気は持ち込まないようにしよう」


Geroさんは大人だ。

動画を見てくれているファンのみんなには、心配をかけてはいけない。



G「もう時間だ、急ごう」

時間が過ぎそうになっていたので、急いで荷物を持つ。



G「あれ?」

Geroさんが、しゃがんで床から何かを拾いあげた。

G「、、何の鍵だ?」


見ると、シンプルなストラップの付いた小さな鍵。


G「サイズ的に家の鍵じゃないよな、、後で、グループで誰のか聞いてみるか」

Geroさんが鍵を入れようとかばんを開ける。



ちょっと待てよ。


め「俺が車で届けに行った方がいいんじゃないですか?」

G「そうか。その方がいいね。ありがとう」

Geroさんから鍵を受け取る。




レンタルルームを出ると、グループで写真と共に誰の物か聞いた。


コニー僕のじゃないです!

すぐに返事が来たのはコニーだけ。



とりあえず、鍵は家で預かる事にした。

それぞれの気持ち 1→←暴走する心 1



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設定タグ:gero , めいちゃん , コニーちゃん   
作品ジャンル:恋愛
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ちみ - めちゃくちゃ面白くて一気読みしました!忙しいとは思いますが続き楽しみに待っています!!! (2021年3月23日 5時) (レス) id: ce70eb3f70 (このIDを非表示/違反報告)
ふるーつぱんち - 肉チョモ可愛いw (2021年3月13日 8時) (レス) id: 31444be7ca (このIDを非表示/違反報告)
くるみ(プロフ) - taaさん» ありがとうございます(〃´▽`) (2020年5月21日 2時) (レス) id: ab9e626fe5 (このIDを非表示/違反報告)
taa(プロフ) - 続きが楽しみです^^応援してます^^ (2020年5月21日 0時) (レス) id: bf466e7146 (このIDを非表示/違反報告)
くるみ(プロフ) - 七瀬。さん» ありがとうございます! (2020年4月26日 1時) (レス) id: ab9e626fe5 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:くるみ | 作成日時:2019年12月20日 23時

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