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暴走する心 1 ページ44

Aside



Geroさん、好きな人いないんだ、、

さっきの回答が、ずっと頭の中で響く。

私に可能性は無いってこと、、?



た「じゃあお先に失礼しまーす!」

め「ボイトレ頑張れよ!!」

た「はい!」

皆で片付けを終えると、たくみくんが一足先に部屋を出る。


自分のチャンネルで歌ってみたに挑戦するため、ボイトレに行くらしい。



コ「じゃあ、お先です〜!」

G「お疲れー」


続いてコニーちゃんも部屋を出ていく。

Geroさんは、最後に鍵を閉めるため皆が出るのを待っている。



め「トイレ行ってこよ」

バタン



、、、。


急に部屋が静かに感じる。

今、この部屋には私とGeroさん二人だけだ。



私は、Geroさんの方をちらりと見る。


『Geroさん』

G「ん?」

何気無しに返事が返ってくる。




『、、好きな人いないって本当ですか、、』


、、え、、? 私、いま何て、、、?

自分が発した言葉に困惑する。



G「Aちゃん、、?」

目を見開いて驚いた顔のGeroさん。

戸惑っているのが分かる。




『私は、Geroさんのこと、、』

待って、それは言っちゃだめ、、


『好きです、、』




自分の意思に反して、口から出てくる言葉。



もう、何だか分からなくなってきた、、

自分が何をしてるのか、、、




『Geroさん、、』

G「え、、?」



もうやめて。これ以上勝手な真似しないで、、



いくら頭でブレーキをかけようとしても、感情がそれを無視して暴走する。

ねぇ、ほんとに、、


やめて、、お願い。

お願いだから、止まって、、、!!







G「っ?!」







気付くと、私はGeroさんの口に唇を押し当てていた。







G「、、、」





ぐいっ


Geroさんの手が、私の肩を押し戻す。









、、、キスを、してしまった。


こんなつもりじゃ無かったのに、、





胸の中がぐちゃぐちゃになって、涙が溢れ出す。


G「Aちゃん、ごめ、、」





ガチャッ


Geroさんが口を開きかけた時、
ドアが開いてめいちゃんが戻ってきた。



、、、。




しん、と静まり返る部屋。




め「何してんの」

めいちゃんが静かに発した言葉が部屋に響く。

その声色は、私達を咎めているようだった。



、、めいちゃん、怒ってるの、、?




『ごめんなさい、、、』


その場にいられなくなって
自分の荷物を掴むと逃げるように部屋を出た。



バタンッ





はぁ、はぁっ

涙を拭いながら駅まで走る。




、、最悪だ、私。

最悪だ、、、。

2 -めいちゃんside-→←4



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設定タグ:gero , めいちゃん , コニーちゃん   
作品ジャンル:恋愛
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ちみ - めちゃくちゃ面白くて一気読みしました!忙しいとは思いますが続き楽しみに待っています!!! (2021年3月23日 5時) (レス) id: ce70eb3f70 (このIDを非表示/違反報告)
ふるーつぱんち - 肉チョモ可愛いw (2021年3月13日 8時) (レス) id: 31444be7ca (このIDを非表示/違反報告)
くるみ(プロフ) - taaさん» ありがとうございます(〃´▽`) (2020年5月21日 2時) (レス) id: ab9e626fe5 (このIDを非表示/違反報告)
taa(プロフ) - 続きが楽しみです^^応援してます^^ (2020年5月21日 0時) (レス) id: bf466e7146 (このIDを非表示/違反報告)
くるみ(プロフ) - 七瀬。さん» ありがとうございます! (2020年4月26日 1時) (レス) id: ab9e626fe5 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:くるみ | 作成日時:2019年12月20日 23時

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