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『傑くんだめだよ‥‥！これ以上任務にいったら本当に倒れちゃう！！』
｢だめさ、私がいかなかったら誰かが死ぬかもしれない、休んでいる暇なんかないんだ｣
『じゃあ私が変わりに行く、今日は任務少なかったの。だからお願い、休んで欲しい』
｢これは私に与えられた任務なんだ。君に任せる訳にはいかない、｣
『っ、じゃあせめてその任務に同行させて』
お願い、そう言って私の行く手を阻む彼女の表情は、酷く苦しそうだった
私には、そんな彼女を振り払うことはできない
「……だめ、と言ったら」
『無理やりにでも、ついていく』
真剣なその眼差しに、私は堪えられず目を逸らしてしまう。
後輩である灰原の死から、どれくらいの月日が過ぎたのだろうか
祓う、取り込む、それの繰り返し
今まで迷いなく進んできた道が、本当に正しいのかわからなくなってきた
強者が弱者を助ける。ずっとそう思っていた。
だが、それが本当に当たり前なのか？
星漿体のあの時からだ。自分が貫いてきたものに窺いを持ったのは。
''……こいつら、全員殺すか？‥今なら何も感じない''
悟のあの声が、ずっと頭にこびりついている。
屍となった少女を抱える悟
そして、悟を取り囲む
人の死を喜ぶこいつらの神経が心底わからない
どうして、私達はあんな奴らのために自己を犠牲にしなくてはならない
どうして、灰原はこんなやつらの為に死ななければいけなかった
どうして、どうして。
先の見えないこの道を、私はずっと歩き続けるのか
「Aは、この世から呪霊がいなくなる日が来ると思うかい、」
自分の口から出た声は、酷く弱々しい
自分にでもそれはよくわかった。
彼女が大きく目を見開いたのは、私の質問に対してか、それとも弱ったこの私自身に対してか。
「‥少なくとも、私たちが生きている間にその日がくることはないよ」
しんみりと笑う彼女のその表情は諦めがついている。そんな感じだった
天と地がひっくり返りでもしないとダメなのだろう。
呪霊がいなくならない限り、きっと私達はこのまま生きた屍のように日々を生きる
…そうさ、誰かが、“だれか“が、この世の中を変えなくてはいけないんだ。
＿＿＿
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らいらっく(プロフ) - きのこ姫さん» そう言ってもらえてとっても嬉しいです😭続き頑張って書こうって気持ちになれますありがとうございます！🫶 (3月12日 12時) (
レス) id: 794256331a (このIDを非表示/違反報告)
らいらっく(プロフ) - 名無し37619号さん» 嬉しいですありがとうございます！！文字数制限に阻まれながらも頑張っております🥹 (3月12日 11時) (レス) id: 794256331a (このIDを非表示/違反報告)
らいらっく(プロフ) - ちむさん» ありがとうございます！！そう言ってくださるととてもやる気になれます😭😭 (3月12日 11時) (レス) id: 794256331a (このIDを非表示/違反報告)
らいらっく(プロフ) - みょんさん» あわわありがとうございますとっても嬉しいです😭私も早く夢主ちゃんの秘密バラしたいです…🥺更新頑張ります！！ (3月12日 11時) (レス) id: 794256331a (このIDを非表示/違反報告)
きのこ姫(プロフ) - すごい！面白かったです！はやく続きがみたいです。 (1月4日 13時) (レス) @page35 id: 37e234dc71 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：らいらっく
| 作成日時：2020年12月7日 22時
