. ページ29
.
あの日から約1週間後の今日、リハビリ程度の2級呪霊の任務に行くことになった
今はその任務の前に傑くんに用があって探しているのだが…見つかりそうな雰囲気は微塵もないのだ
「あっ!!Aさん!!」
ふと、自分の名前が呼ばれて振り返ると、そこには挨拶をしながら駆け寄ってくる後輩の灰原くんと、その少し後ろには七海くんがいた
『おはよう2人とも、この間はわざわざお見舞いに来てくれてありがとうね』
「いえ、それよりも…その様子だと任務に行くようですが体調の方は大丈夫なんですか?」
『もう全然平気だよ、心配かけてごめんね。』
あの日、私が体調を崩したと聞いたのか2人でわざわざお見舞いに来てくれたことがあった
倒れたといっても大したことじゃなかったのにすごく心配してくれて‥だから本当に申し訳ないと思っている。
優しい後輩に恵まれたなと心底思う
『…ああそうだ、2人に少し聞きたいんだけど‥‥傑くん見なかった?』
「あっ、俺さっき室内の自販機で会いましたよ!女性の方と話していました!」
『女性…、?誰だろう、お取り込み中かな』
灰原くんがいう限りきっと補助監督の方ではないのだろう
高専に入られる人は限られている、そのことから考えておそらく相手は呪術師の方だとは思うが‥今行ったら迷惑になってしまうだろうか。
「凄く綺麗な方でしたよ!用事があって高専に来てるらしいです!」
『わかった、ありがとう。2人とも今度遠出の任務があるんでしょう?気をつけてね』
2人にそんな言葉をかけ、私は彼の元へと足を進めた
__
目的の場所に近ずくにつれ、彼の声ともう1人女の人の声が聞こえる。
会話の内容はわからないが、今私がここで出て行ってしまえば話の邪魔になってしまうのは確かだろう。
特別彼に用があるわけではなかった。
彼の様子がただ少し、気になっていただけな訳だし。
そう考えた私は踵を返すがちょうどその瞬間、タイミングが良いのか悪いのか、私の背中に声がかかった。
「‥‥A‥?」
そこには声の通り、私が探しに来ていた人物がいた
「傑くん、‥‥と、‥」
ただ、あともう1人。
その人物を見て、私は目を丸くする
「やあ、初めまして。君があの噂の紅月Aちゃん、だね、会えて光栄だよ」
彼女の瞳は、私を捕える
……何故だろう、どこか……胸騒ぎがする。
.
2962人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「呪術廻戦」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
らいらっく(プロフ) - きのこ姫さん» そう言ってもらえてとっても嬉しいです😭続き頑張って書こうって気持ちになれますありがとうございます!🫶 (3月12日 12時) (レス) id: 794256331a (このIDを非表示/違反報告)
らいらっく(プロフ) - 名無し37619号さん» 嬉しいですありがとうございます!!文字数制限に阻まれながらも頑張っております🥹 (3月12日 11時) (レス) id: 794256331a (このIDを非表示/違反報告)
らいらっく(プロフ) - ちむさん» ありがとうございます!!そう言ってくださるととてもやる気になれます😭😭 (3月12日 11時) (レス) id: 794256331a (このIDを非表示/違反報告)
らいらっく(プロフ) - みょんさん» あわわありがとうございますとっても嬉しいです😭私も早く夢主ちゃんの秘密バラしたいです…🥺更新頑張ります!! (3月12日 11時) (レス) id: 794256331a (このIDを非表示/違反報告)
きのこ姫(プロフ) - すごい!面白かったです!はやく続きがみたいです。 (1月4日 13時) (レス) @page35 id: 37e234dc71 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:らいらっく | 作成日時:2020年12月7日 22時