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「……＿＿＿＿＿＿＿今話したことは正直大雑把な所が多い、同様にまだ不確かなことも多いのは確かさ、…あまり気を病めるべきじゃない。
…話してて思ったけど、紅月ちゃん、五条くんに言うつもりないでしょ」
九十九さんの話は、全部、私が知らないことばかりだった。
バイクに乗り、エンジン音をバックにそう問いかける九十九さんは私を見ていない
『……はい、』
小さく、私が返事を返すと九十九さんは続けて話を進める
「これは君だけの問題じゃない、五条家が君の力について知らないわけが無いし、きっと五条くんの耳にもいつか君の話が入る
だったら、君が伝えるべきじゃないのか？お互いが大切な婚約者なんだろう？」
九十九さんの言っていることは間違っていない。
悟くんの耳にこの話が入るのも時間の問題、けれどそれがこの先すぐに来るとは思はない
それに、なにより、
『余計な心配、かけたくないんです。』
「…なるほどね、」
そう言うと九十九さんは、やっと私の方を見た。
その表情は先程よりかは随分と緩まっており、これはダメだ。と諦めたような表情で笑っていた。
「じゃあ私はこれで失礼するよ、紅月ちゃん。また何かあったら連絡する。…頼んだよ、夏油くん」
「はい、」
『……ありがとう、ございました』
＿＿＿＿
九十九さんの去っていく道を立ち尽くしてみるAに、私は問いかける。
「本当に、言わなくていいのかい」
それはもちろん、先ほど九十九さんが言っていたことについてだった。
言わなくてもなんのことわかっているのだろう、彼女は考える素振りなど見せず口を開いた。
「悟くんにも、硝子にも言わない。‥傑くんも言っちゃダメだからね」
「‥わかった。」
予想通りの返答だった、彼女なら絶対にそう答えると思っていた。
本来ならば言わなくては行けないことなのは確か、けれどAがそういうのだから私も言うわけにはいかない。
彼女はどこか、冷静というかなんというか。ついさっき自分のあんな話を聞いたというのにそれをしっかりと受け止めていた。
泣き出すどころか、嘆くこともない。驚いていたのはものの表情を変えることすらしなかった。
なんとなく、察していたというのか？
一体、彼女になんという言葉を投げ掛ければ良い。
どんな言葉も間違っている気がして、その言葉たちは全部喉につっかかってでてきはしない
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らいらっく(プロフ) - きのこ姫さん» そう言ってもらえてとっても嬉しいです😭続き頑張って書こうって気持ちになれますありがとうございます！🫶 (3月12日 12時) (
レス) id: 794256331a (このIDを非表示/違反報告)
らいらっく(プロフ) - 名無し37619号さん» 嬉しいですありがとうございます！！文字数制限に阻まれながらも頑張っております🥹 (3月12日 11時) (レス) id: 794256331a (このIDを非表示/違反報告)
らいらっく(プロフ) - ちむさん» ありがとうございます！！そう言ってくださるととてもやる気になれます😭😭 (3月12日 11時) (レス) id: 794256331a (このIDを非表示/違反報告)
らいらっく(プロフ) - みょんさん» あわわありがとうございますとっても嬉しいです😭私も早く夢主ちゃんの秘密バラしたいです…🥺更新頑張ります！！ (3月12日 11時) (レス) id: 794256331a (このIDを非表示/違反報告)
きのこ姫(プロフ) - すごい！面白かったです！はやく続きがみたいです。 (1月4日 13時) (レス) @page35 id: 37e234dc71 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：らいらっく
| 作成日時：2020年12月7日 22時
