兄が過保護すぎる【北信介】

9話 ページ10

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侑「あ！！あの子やって！！！」





急に声をあげる侑に、彼女は肩をビクつかせた






治「指さすなやめろ」





侑「いでっ！！」





治は侑のその手をひっぱたくが、もう遅い、





自分の方に指が向けられていると気づいたのか、彼女は逃げるように去っていった






角「うわー、驚いて逃げちゃったじゃん、」





治「ほんまやわぁ、肩ビクつかせてたな、」






「「かわいそー、」」






銀「お前ら……、」






侑を揶揄う2人を銀島は苦笑しながら見ていた







侑「なん…っっ！！仕方ないやん！！」



治「やけくそか、」





銀「あー、とりあえず部活行くぞ、部活、」







いつもの様にまた面倒な事が起きるのはごめんだ、そう思った銀島は今にも喧嘩をおっぱじめようとする2人の間に入った





銀「北さんに、怒られるで」





その言葉を放った瞬間、双子はぴしりと固まった






治「ほな、部活いこか、」



侑「そやな、サム、はよ準備せえへんと」




先程とは打って変わった様子の2人に角名は横で笑った




角「改めて思うけど、北さんってほんと凄いね」



銀「ほんまやわ、」





北さん自体がこの場に居なくても、''北さん''って言葉を言うだけであの双子は大人しくなる




角「もうここまでくると''北さん''って魔法の言葉じゃん」



銀「っちょ、やめろ角名…！」




真顔でそんなことを言う角名に、銀島は吹き出しそうになっていた





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更新ずっとサボってましたぁぁ

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