T.M 浮気心 ページ21
…
―放課後―
三ちゃんと二人でいつもの様に商店街を歩いていると、開久生がゾロゾロと此方に向かって歩いてきていた。
「チッ。あいつら本当に群れんのが好きだな」
『初めて見たけどすっごい迫力』
…ん?
……んんん?
『真ん中に銀髪イケメン発見』
「…は?」
『あ、つい本音が』
「はあ!?」
三ちゃんが私の発言に驚いている最中、目の前から声が聞こえてきた。
「よう。今日は伊藤と一緒じゃねえんだな」
「いつもアイツと一緒にいるわけねえだろ、バカかてめえは」
『ちょっと!バカは失礼でしょ』
…うん。間近で見るともっとイケメン。
私が凝視していたせいか、銀髪イケメンと目があってしまった。
『…好き』
私の咄嗟に出た一言に、銀髪イケメンはかなり驚いている。
「はーいAちゃん、目を閉じて下さーい」
『え?…はい』
言われた通り目を閉じると、すぐに身体の浮遊感に襲われた。
『ちょっと三ちゃん!何してんの…って何で走ってんの!』
「開久からAを守るために決まってんだろ」
三ちゃんは私をお姫様抱っこしながら、開久とは逆方向に走っていた。
「A、お前浮気すんじゃねえぞ 」
開久の人達が見えなくなり、やっと私を下ろしてくれた。
『しないって!ただちょっとかっこいいなって思っただけだから』
「俺のほうがかっこいいっつの」
『そうだね、三ちゃんが一番かっこいいね〜』
ちょっと浮気心が出たのは三ちゃんには秘密にしよう…
『銀髪イケメンの名前何かなー』
「おい!またアイツのこと考えてんのかよ!」
『は!また本音が…』
「Aには絶対アイツの名前教えねえ」
…
77人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
まりおねっと通信生徒(プロフ) - chonsa104さん» コメントありがとうございます(*^^*)早速設定し直ました!まったり更新ですが、またぜひお越しください((*_ _)) (2020年7月23日 23時) (レス) id: 5c2ba6f87c (このIDを非表示/違反報告)
chonsa104(プロフ) - お話とても面白かったのですが、名前の変更が反映されず めぐみ という名前になってしまいます (2020年7月22日 0時) (レス) id: 6d074c0df9 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:まりおねっと通信生徒 | 作成日時:2019年11月11日 23時