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あれからまたしばらくが経ち、季節も移り変わった。
あの後、しのぶちゃんと蜜璃ちゃんから炭治郎君たちを紹介してもらい、仲良くなった。
何故、中等部の彼らと接点があるのか？と思い、聞いてみたら、昔からの知り合いなのだと教えてくれた。
杏「みんなおはよう！さあ、授業を始めるぞ！」
クラスのみんなともだいぶ打ち解け、日々の学校生活がとても楽しかった。
内山さんとの関係は相変わらずだが、嫌がらせ等は、今のところは無い。
杏「。。。む？それはなんだ？」
ふと煉獄先生が、前の席の女の子の机にあった本に興味を示した。
「これは前世占いの本です！」
「先生って前世って信じますか？」
ふと、その子たちの言葉に心臓がドクンと大きな音を立てた。
杏「。。。。。前世、か。。。」
煉獄先生が何かを思い詰めるような顔をし、数秒したのちに、私達の方を真っ直ぐ向いた。
杏「。。。。。信じるも何も、俺は前世の記憶を持っている！」
急な煉獄先生の発言に、クラスが一瞬静寂に包まれた。
「それまじ？」
「私は前世の記憶ないよ？」
「なんか嘘くさーい！」
飛び交うクラスメイトの声。
杏「本当だ！」
そう言い、煉獄先生はポツリポツリと、いつもの先生とは別人かのように、静かに語り始めた。
杏「。。。。。俺は、前世で、鬼という、人を襲い、食らう奴らと戦う、鬼殺隊の隊士だった。俺はその中で、炎柱となり、世の為、人の為に、日夜、刀を振り続けた。。。。。だが、俺の人生は長くはなかった。。。ある日、俺は上弦の参との戦いの末、命を落とした」
ズキ―――ッン、と頭痛がし、私は蟀谷を抑えた。
夢の光景が頭を過る。
目の前で、血だらけで、座り込んでいるあの男性。
杏「だが俺は、あの時の己の人生に悔いはない！なぜなら、俺の隣にはいつも、大切な人がいたからだ！彼女は誰よりも強く、光り輝いていた！」
クラスのみんなは黙って煉獄先生の話を聞いていた。
杏「俺は、そんな彼女のことを、今でも、1人の女性として好いている！。。。あの時、己の命の灯が消える直前、彼女に言われた！来世で待ってて、と。。。俺はその言葉通り、今世こそは、彼女のことを幸せにしたいと思っている！」
再び静寂が教室中を包み込んだ。
「きゃあああああああ！煉獄先生かっこいい！」
「なんか、ものすごいロマンチック！」
「その人、今はどこで何をしているんだろう？」
しかし、そんな静けさも束の間で、黄色い声がクラス中と飛び交った。
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りりむ(プロフ) - みんみさん» みんみさん、コメントありがとうございます！ついに煉獄さんが300億の男となりましたね！そんな煉獄さんの勢いに負けず、私もこの作品を素晴らしいものにできるように頑張ります！最後までお付き合いのほど、よろしくお願いいたします！ (2020年12月14日 16時) (
レス) id: b70c779254 (このIDを非表示/違反報告)
みんみ(プロフ) - 初めまして^ - ^いつも楽しみに見させてもらってます！切なくて尊いお話に感動しています！！無理せずに頑張ってください♪ (2020年12月6日 21時) (レス) id: 51bdc8dd02 (このIDを非表示/違反報告)
りりむ(プロフ) - 菫さん» 菫さん、コメントありがとうございます！この作品も、読者の皆様に感動とキュンキュンを与えられるような作品にしたいと思います！最後までお付き合いくださいますよう、よろしくお願いいたします！ (2020年12月4日 12時) (レス) id: b70c779254 (このIDを非表示/違反報告)
菫(プロフ) - いつも楽しみにしてます！頑張って下さい(^^) (2020年12月2日 13時) (レス) id: 8bdaaad09a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：りりむ | 作成日時：2020年12月2日 13時
