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20 前世 ページ20

瑠火さんが亡くなって以来、槇寿郎さんは、まるで人が変わってしまったかのように酒を飲みあさり、私達に、きつく当たるようになった。

杏寿郎は、あの日の私の様に、ギュッと拳を握り、悲しそうな顔をすることが増えた。

私も勿論、瑠火さんの死も、槇寿郎さんの姿を見るのも辛かった。

2人は私にとって、親も同然の人達なのだから。

でも、下を向いていてはいけない。

私はあの日、瑠火さんに言われた言葉を思い出した。





ーーー弱き人を助ける事は、強く生まれた者の責務です。責任をもって果たさなければならない、使命なのです。。。。。決して忘れる事なきように。






その夜、私は庭で素振りをしていた。

杏「。。。。。A?」

声にした方に振り向くと、瑠火さんが亡くなって以来、ちゃんと眠れていないのか、目の下に濃い隈ができている杏寿郎が縁側にたたずんでいた。

ブンッと私は杏寿郎に木刀を投げた。

パシッとそれを受け取る杏寿郎。

『。。。。。ねえ、杏寿郎。瑠火さんに言われた事、覚えてる?弱き人を助ける事は、強く生まれた者の責務。責任をもって果たさなければならない、使命。決して忘れる事なきように。。。って』

私のその言葉に、杏寿郎が目を見開く。

『私はこんな所で、立ち止まらない。私は鬼殺隊に入り、世の為、人の為に鬼を切る剣士になる。あなたは、どうするの?杏寿郎』

グッと拳を握る杏寿郎。

杏「。。。。。俺は。。。」

そんな彼に私は木刀を振りかざした。

カンッと、咄嗟の所で杏寿郎が、私の攻撃を受ける。




『しっかりしろ!煉獄杏寿郎!あなたは私に言った!いつか、父のような炎柱になると!。。。。。心を燃やせ!』

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りりむ(プロフ) - みんみさん» みんみさん、コメントありがとうございます!ついに煉獄さんが300億の男となりましたね!そんな煉獄さんの勢いに負けず、私もこの作品を素晴らしいものにできるように頑張ります!最後までお付き合いのほど、よろしくお願いいたします! (2020年12月14日 16時) (レス) id: b70c779254 (このIDを非表示/違反報告)
みんみ(プロフ) - 初めまして^ - ^いつも楽しみに見させてもらってます!切なくて尊いお話に感動しています!!無理せずに頑張ってください♪ (2020年12月6日 21時) (レス) id: 51bdc8dd02 (このIDを非表示/違反報告)
りりむ(プロフ) - 菫さん» 菫さん、コメントありがとうございます!この作品も、読者の皆様に感動とキュンキュンを与えられるような作品にしたいと思います!最後までお付き合いくださいますよう、よろしくお願いいたします! (2020年12月4日 12時) (レス) id: b70c779254 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - いつも楽しみにしてます!頑張って下さい(^^) (2020年12月2日 13時) (レス) id: 8bdaaad09a (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:りりむ | 作成日時:2020年12月2日 13時

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