先生と私。１ (ページ7)

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WN「このカフェいいじゃん、俺結構好きかも」

「でしょ！本が好きなウォヌなら気にいると思ったもん！」

ここはいわゆるブックカフェというところで
店内には小説から雑誌まで様々な種類の本が置いてあり好きな本を片手にカフェを利用できるお店だ。

とりあえずウォヌはアイスコーヒーとチョコレートケーキ、私はカフェラテとチーズケーキを注文し待っている間に私達はお互いに気に入る本を探していた
私はお菓子や料理のレシピ本を手に取り席へと戻る、そのあとウォヌも小説を手に持って戻ってくると頼んでいたケーキたちがちょうど運ばれてきたので私達はたわいもない話しをしたり本を読んだり楽しい時間を過ごしていた。

パッとスマホで時間を確認すると既にだいぶ時間が経っていて外が暗かったので帰ることにする
私はお手洗いに行きお会計をしようとすると既にウォヌが会計を済まし店の出口で私を待っていてくれた。

「あ！お金あげるからちょっと待って！」

WN「いいよ。今日は俺の奢り。凄い楽しかったから」

「いいよ～そんなの！せめて自分の分は払わせて！」

WN「やだ、その代わりまた一緒に来ような」

そろそろ行こうというウォヌに私は「ありがとう、また行こうね」といいお互い家へと向かって帰っていく。
わざわざ家まで送ってくれるというウォヌに対して私は

「別にいいのに～」

WN「いいの、一応お前も女だろ、一応」

「なんで今2回もいった？」

ごめんごめんと笑いながらこちらを向くウォヌにフンッとそっぽを向く。

「いいもん、どーせ私可愛くないもん」

WN「かわいいよ」

・・・！？
ウォヌの顔を見上げるといつもと違う真剣な表情をしている
一瞬胸がドクっとして自分でも顔が熱いのが分かった。
恥ずかしさで目線を下げると

「A。顔赤いよ」

と言ってニヤリと笑うウォヌ。

「そーゆうの冗談でも言われ慣れてないからやめて！！」

と恥ずかしさを隠すように少し早歩きになる私。
幸い家のすぐ近くまで来ていたので早くこの雰囲気から抜け出したかった私はホッとした
家まで着くと恥ずかしさのあまり早口で「バイバイ」とだけ言って玄関に向かう私に

WN「A」

と名前を呼ばれ振り返ると

WN「じゃあね、おやすみ」

とだけ言って家に帰って行くウォヌ。

玄関に入りその場で立ち尽くしていると

？「どうしたのA。家入らないの？」

「ごめんねオッパ！何でもないすぐご飯作るね」

と言ってキッチンに向かった。