Big Hitの開かずの間【BTS】【TXT】 (ページ3)

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JMside

Big Hitの４階には開かずの間がある。
僕だってそれくらい知ってる。
気にならないわけじゃないけど、なんかさ…パンドラの箱を開けるみたいじゃん？
それなのに、グガとテヒョナ…。

ミーティングの後急にオフを言い渡された僕たちは、ヒョン達を置いて帰路に着いた。

V「ジミナは気にならないの、開かずの間。」

JK「ジミニヒョンは怖がりだから。」

JM「ちょっとグガ。怒らせるなよ～。」

V「でも、進展したねー！所有者さんに会えるといいな～‼」

JM「いや、無理でしょ。」

V「いや無理でしょ。じゃなくてさーーー！」

JM「それよりさっきの話聞いてた？」

V「話って～？」

JM「新しいアルバムの楽曲提供者の話。」

V「それがどうしたの～？」

JM「はぁ…。僕はこの人の方が気になる。MUMEIって人。」

V「何の人？」

JM「Save MEを書いた人。」

V「その人が何？」

JK「あぁ～この人って、収録とかに来ない人ですよね？」

JM「そう。いっつも来ない人。」

JK「確か、顔出しNGだった気がしますけど。」

JM「僕は開かずの間の住人より、MUMEIって人の方が気になる。」

JK「長い間楽曲を提供してもらってますけど、一度も会ったことないですね。」

V「ねぇねぇ。MUMEIって、日本語みたいな響きじゃない？」

JM「確かに。」

V「どんな意味か調べて～。」

JM「はいはい。……え～っと、MUMEIとは世間に知られていない名前の事だって。」

JK「なんか悲しい名前ですね。僕たちは知ってるのに。」

V「あぁーー！MUMEIって、あの曲書いた人？」

JM「今更？気づくのが遅いよテヒョア。」

V「ごめーん！」

あの曲っていうのは置いといて。
本当に悲しい名前だよなって。
MUMEIって、名前がないことも意味するんだって。
Save MEとか、Lightsとか。すごく心に残るあったかい曲をたくさん書くのに…。
どうしてMUMEI何て名前にしたんだろう…。

JM「僕はちゃんと知ってるよ。」

いつか会える、そう信じて。今日もMUMEIの曲に恥じない練習をするんだ。