Big Hitの開かずの間【BTS】【TXT】 (ページ1)

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～第1章～Big Hitの開かずの間ページ1

JKside

BigHitの事務所には開かずの間と呼ばれている扉がある。
その扉は事務所の最上階…ではなく、１個下の４階の一番奥。
開かずの間の噂が広まったのは、ここ３・４年くらい。
特に理由は無いんだけど、事務所のスタッフが近寄らないし、何があるかも知らない。
扉が開いたのを見たことがある人もいないみたい。
だから、開かずの間。

V「ねぇねぇジョングガ。今日こそPDに聞いてみる？」

JK「何をですか？」

ヴィヒョンは開かずの間に興味津津なうちの一人。

V「開かずの間の事だよ！俺、ずーっと気になってるんだ！」

JK「聞いたところで教えてくれるんですかね。」

V「大丈夫だよ！だって、隠しておくことでもないじゃん？」

RM「二人とも、今日は大事な話なんだから、あんまりふざけるなよ～」

JK「ヒョンのせいで怒られたじゃないですか。」

V「そんなことないしーー！」

JM「二人とも静かにして。僕眠いんだけど。」

V・JK「ごめんなさい。」

JK「ほら…。」

V「ごめんごめん。」

実際、気になってはいる。
開かずの間に何があるのか、人でも住んでいるのだろうか。
もし住んでいるのだとしたら、どんな人なのか。
気になることはたくさんある。

V「グガは気にならないの？」

JK「気にはなりますけど…。別に今日知りたいわけじゃないです。」

V「えーーー‼」

JM「テヒョナ、うるさい。」

V「ごめん(T_T)」

MG「もう少しで事務所に着くからなー。」

JK「はーい。」

開かずの間なんてどうでもいい。
そう思い込ませて、僕はスマホをいじった。