明日ニート【歌 い 手】

#1 ページ2

「起きろ！何時だと思ってんだよ」





『うるさいなぁ。まだ8時じゃん』



　
「お前なぁ、学校行ってないんだから
それくらいちゃんとしろよ、、、」



『はいはい。お兄、仕事は？』




「あっ、やべ、行ってくるわ、
冷蔵庫にご飯入ってるから、ちゃんと食べろよ？」




『ほーい、いってらっしゃーい』




「ん、いってきまーす」





私は、学校に行ってない。お兄は優しいから許してくれるけど、流石にお兄ばっか迷惑かけれないし。



なんか、私にもできる仕事ないかなぁ、、。




親は私が小6の時に事故で亡くなった。それからは兄である唯利私の面倒を見てくれていた。




まぁ、そんなことは置いといて、仕事仕事〜
いつも通りにMy Tubeやえがお動画をあさる。



家にいるだけで何もしないから暇人なんだキラーン




ん、？なんだこれ、歌ってみた？



ボカロは好きだけどそれを歌ってる人がいるの？



まぁ、聞いてみよーと ポチッ




『なにこれ』




すごい。凄すぎる。なんでこんなに歌がうまいの？



耳にすぅーって入ってくる感じ！こんなふうに
なりたい。こんなふうに歌いたい！！！





「おい、起きろぉーいつまで寝てんだよ」




『ん、うぅ、え、今何時？』




まってこれデジャブ笑




「もう、pm6時だわ！」




なんで、pmつけたの笑そんなの言わなくても
わかるわ！！てかいつの間に寝てたの、、、




あ、そうか、歌ってみた聞いてたら寝てしまって




『お兄！！！！！！！！』




「うわっ！なんだよ、、、」




『私、歌い手になりたい！！』




「は、、、、？」




『これ聞いて！！！この人達ね歌うたって
色んな人を元気にしてるの！！！！私もね
こんなふうになりたいなぁ、、って駄目だよね、』




流石に、こんなの駄目だよなぁ。急すぎるし、、




「好きにすれば？」




『え、、、、、、、、？』




「だ、か、ら、好きにすればって、
Aがやりたいって思ったんだろ？」




『う、うん。そうだけど、、、』




「だったらやったらいいじゃん！
俺も出来るだけ手伝うからさ」




『ほ、ほんとにいいの？』




「しつこい！！ほら、俺のスタジオ
使っていいから、ある程度の機械はあるだろ？」




『ありがと！！お兄！！！！』




ほんと、お兄って何者なんだろう、、、、
まぁ、いっか！歌い手始めちゃいます！！

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