放課後 ページ9
はいやってまいりましたギルドです。いや〜なんとなく想像してたけどすごいね。デカい。国会議事堂並み。ヤバい。あとこれ入っていいの？わからん。
黒音「あ、A！ごめんちょっと遅くなった！」
『と言いつつ時刻は3時12分と全く遅れてなどいない。』
黒音「いや…ギルド集合って言われたらなんか遅れちゃダメな気がして…」
『それはちょっとわかる』
実際私も集合時刻の30分前からここに居る。
正直この12分間めっちゃ暇だった。黒音感謝マジ感謝。
黒音「あれ？Aその指輪…」
『ん？ああこれ？なんか嫌な予感がしたから付けてきた」
黒音「嫌な予感って…というか左手の中指は結婚の意味があるんじゃないっけ？」
『それは薬指。中指は人間関係の改善やトラブル回避の意味があるんだよ』
黒音「へー知らなかった。意外と詳しいんだね」
『学年トップ舐めんなよ』
黒音「誰も舐めてないけどね」
ガチャ
とらん「あ、こんなとこにいたんだ」
「『とらん！』」
『「こんなとこにいたんだ」って…ギルドの中とか入りにくいでしょ…』
とらん「え、そうなの？」
「『そうだよ』」
『まぁいいや。で、なにすんの？』
とらん「ちょっと洞窟探検に…」
黒音「…洞窟探検…？」
とらん「うん。さっきクエスト受けてきたとこ。2人以上じゃなきゃダメだったから」
『………え？クエスト行くの？このメンバーで？中2が？』
とらん「そうだよ？ていうか前回Aなんとなく察してたじゃん」
『いやそれとこれは別だからね？あれはあくまでも可能性として考えただけで本当に行くとは思ってな「いいからいいから♪ 」いやなにもよくないからね！？そもそもクエスト受けるのとか学校で禁止されて「変装すればいいんだよ」いやそういう問題じゃ「ご安心くださいお嬢様。変装道具ならうちの別邸にも充分ございます」中野さんまで何言ってんの！？』
黒音「諦めようA。これは多分止められない。」
『えぇ…マジかよ…なんのために指輪付けてきたんだよ…(´•ω•̥｀)』
黒音「…ドンマイ(￣▽￣;)」
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作者名：ゆきな | 作成日時：2019年3月26日 20時
