転校生が最強すぎる件 (ページ6)

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午後の授業ページ6

昼休みが終わってこれから授業。

ちなみに次は理科の実験だよ。実験って楽しいよね。え？楽しくない？知らんわそんなん←
そして他の人がみんな理科室へと向かう中、私はトラブルに巻き込まれていた。それは

『＿＿＿＿＿理科の教科書が、ない』

え？嘘でしょ？マジで言ってる？確かに持ってきたはずなんだけどなぁ……
それにうちの場合、メイド達が(勝手に)支度の最終チェックをやるから忘れることは絶対ないんだけど……

黒音「Aー？どうしたの？早く行かないと遅れるよ？」

『……教科書がない』

「「えっ」」

黒音「…あれ？でもAのとこはメイドさん達が最終チェックしてくれるんじゃなかったっけ？」

とらん「め、メイド！？完全なるお嬢様じゃん！！何故この学校に…」

『そうなんだけど…でもないんだよね…

あととらんいつからいたの？』

とらん「いやボクさっきから喋ってたよ？」

黒音「…？じゃあなんで……」

とらん「え？無視？無視なの？」

黒音「………！！まさかA…

……いじめられてる…？！」

「『は？』」

黒音「もしも…誰かが意図的にAの教科書を隠したとしたら…？」

『いやなに言ってんの？頭打ったの？病院行く？』

とらん「その発想は…なかった」

黒音「殴るよ？

あと一応Aがターゲットにされる可能性ならあるよ」

『は？』

とらん「ねえなんでさっきからボク無視するの？いじめ？いじめられてんのボク？」

黒音「Aはかわいいし頭もいいし運動神経も悪くない。魔力も天才レベルと言っても過言じゃない。『それは過言じゃね？』…それにモテるし無口であまり反抗もしてこない」

『いや反抗するときはするよ？てか今絶賛反抗期だよ？』

とらん「」

黒音「逆恨みされてもおかしくないしターゲットにするにはちょうどいい」

『あ、スルーなのね』

黒音「とりあえず先生に言うべきじゃない？」

『えー絶っっっっっっ対違うと思うけどなぁ…』

とらん「ねえもうボク泣いていい？」

黒音「とらんうるさい」

とらん「.˚‧º·(°இωஇ°)‧º·˚.ﾌﾞﾜｯ」