転校生が最強すぎる件 (ページ18)

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回想② ページ18

『ごめんね！それで話って？』

「ちょっとこっち来てください」

『？わかった』

ついて行くと知らない倉庫のような場所にきた。
女の子はそのままドアを開けて入っていく。
とりあえずついて行くと…

『うっわぁ…！！！』

アニメとかでよくある魔法の図書館的なファンタジックな場所に出た。
学校にこんなとこあったんだぁ～！

………え、待ってこれ勝手に入って良い部屋？ダメじゃね？え？

『えっとここ…』

「話なんですが」

『アッはい！ごめんなさい！どうぞ話してください！』

「…？霧雨A。貴女に頼みがあるの」

急に口調変わったなぁ…

『…えっ頼み？何を？お願いごとは私より黒音のが頼りがいあると思うよ？？？』

「………」

『ごめんなさいなんでもないですッ！！！！！』

「…頼みなのだけれど、貴女にとらんが退学するように仕向けて欲しいの」

『…は？』

…は？
この人今何つった？
とらんが退学するよう仕向けろ？？？

はぁ？？？？？

『えっと、そっちで勝手に頑張れば良いんじゃないですか？』

「頑張った結果失敗したから言っているのよ…」

『知らないですしなんで私に言うんですかやらないですよめんどくさい』

「(友達だからしたくないじゃなくてめんどくさいからなのか…人情あるのかなこの人)」

なんだろう今すごく失礼なこと思われてる気がする
えってかマジでなんで私なの？
普通恨んでる人達で集まってやらない？そういうの
なんで仲良くしてる私に言うの？？？

「とにかくやってもらわないと困るのよ」

『なんでよ誰が困るのよとらんに何の恨みがあるのよ』

「困るのは学校にいる人達よ。とらんに恨みはないわよ」

『なんで学校の人が困るのよ！みんな楽しそうじゃない！この学校能天気なやつばっかだし』

「そういうのは思ってても言うんじゃないわよ…とらんは色々と規則を破ってるのよ…」

『なんかしでかしたとでも言うのか！！？』

「毎日毎日教師が一人ずつ倒されていくのよ。みんな無傷だけど｢死を覚悟した｣と言う人がほとんど。いつ生徒に被害が及ぶか…。あとギルドで小遣い稼ぎしているのもアウトね。まぁ彼女の家は貧乏なようだから仕方ないとも言えるけど…」

思ったよりやらかしててびっくりしてる
てかギルドのくだりは私と黒音もアウトでは…？
というかそれを気にするって、

『さてはオメー風紀委員だなッ！？』

「いえ、生徒会副会長よ」

『エッマジで？』

やべえ生徒会の人にタメ口で話しかけてたやべえ