弐・柱に好かれていない柱が無惨＋aに好かれ…求婚される話

陸 ページ36

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『氷、聡…？』


氷聡「行くのが遅くなって、悪かった
俺達がもっと早く行けていれば、
Aは悲しい思いをしなかった」


『ううん
だって、ちゃんと来てくれた
ちゃんと助けてくれた
だから…ありがとう』


焔瑪恚「此方こそやで
俺達を信じて待っていてくれて、
ありがとさん」


『うん！
大好きだよ、皆』


華夷光「僕も！
氷聡いい加減変わってよ！
僕もAを抱きしめたいっ！！」


氷聡「嫌だ…」


華夷光「この低身長っ！」←


氷聡「…もう1回、言ってみろ」


華夷光「良いよ！
氷聡の低身長！！」


氷聡「殺すっ！」


そう言って部屋の中で華夷光と氷聡の
追いかけっこが始まった
それを気にせず、Aは焔瑪恚と柳弼の方を向いた


『あのね…私も、鬼殺隊に、はいり、たい…』


柳弼「本当ですか…？」


『うん…
皆と、一緒に…頑張りたい』


柳弼「…焔瑪恚」


柳弼がそう言うと焔瑪恚はAの
頭を撫でた


焔瑪恚「Aが、やりたいなら
俺達は止めへんで！
俺達も協力するから、一緒に頑張ろな！！」


『うん！』


柳弼「では今日はもう遅いので寝ましょうか」


焔瑪恚「ほやな」


『一緒に寝てもいい？』


柳弼「えぇ」


焔瑪恚「ええで！
氷聡と華夷光はほっといて寝よか！」←


Aは、これから
幸せな日々が続くんだと思っていた
しかし…………それは《間違い》だった









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次の日
A、焔瑪恚、柳弼の3人が居間に行くと
既に氷聡と華夷光、そして4人の女が
揃っていた


女1「おはようございます！」


柳弼「おはようございます」


氷聡「A、おはよう」


『おはよう』


華夷光「ねぇ、焔瑪恚、柳弼、
ずるいっ！！
僕だってAと寝たかったんだからね！」


柳弼「昨日、氷聡と華夷光が
喧嘩するからじゃないですか」


華夷光「むー」


焔瑪恚「あっ、ほやほや
氷聡、華夷光、Aも鬼殺隊に入るみたいやから、今日から特訓すんで」


氷聡「…はぁ！？！？」


華夷光「Aがっ！？！？」


柳弼「そうですよ
異論は認めません
恨むなら、昨日喧嘩した、
自分達を恨んで下さいね」


氷聡・華夷光「………」


女2「そうなんですか」


焔瑪恚「せやせや」


女4「…………」


女3「な……ゆ……ない…」


柳弼「何か言いました？」


女3「い、いえ！
頑張って下さいね！」


そうして、Aの特訓が始まると同時に
Aの地獄も始まった…

漆→←伍

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