弐・柱に好かれていない柱が無惨＋aに好かれ…求婚される話

肆 ページ34

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その日の夜


母「起きなさいっ！！
早く、起きてっっ！！」


Aが寝ていると、
母に叩き起こされた


『んっ…何…』


母「いいからっ！！」


そう言うと、母はAを引きずり、
村の中心に連れて来た


村長「おぉ！
連れて来たか！！」


母「はい！！」


『な、何…』


村長「早く、《アイツ》にっ！！」


『アイツ…………？』


母「良かったわね
アンタが《最後》に役に立てて！！」


そう言うと、村人達の真ん中に、
投げ入れられた


『っ、いたっ…』


？？「ギヒヒヒッ
コイツかぁ」


村長「そ、そうだ！！
そいつが、村で1番《美しい》女だ！！」


Aの前にいたのは、
額にツノが生えた生き物


『お、に…………』


鬼「おぉ、俺の事、知ってんのかぁ
お前も可哀想だなぁ」


この時、Aは思った
自分は生贄にされたのだと


『や、やだっ…』


名前の瞳からは、ポロポロと
大粒の涙が流れる


鬼「命乞いかぁ？
まぁ、それがあっても食うけどなぁ」


そう言って鬼はAの腕を掴んだ
村人達はそれを見ている


『ヤダァ！！
たすっ、けてっ！！
焔…瑪恚……氷聡……柳…弼……
華夷…光っ！！』


Aがそう言った瞬間


焔瑪恚「焔の呼吸・伍ノ型・一騎焔戦」


その言葉と共に、鬼の首から切れた
そして、Aは、氷聡に抱えられた


氷聡「A、待たせたな」


『っ…そ、めっ…』


氷聡「悪かった
遅くなって」


そう言って氷聡は優しく、
Aの頭を優しく撫でた
鬼は焔瑪恚に首を切られた事によって
ボロボロと崩れていった…


村人「お、鬼狩り様だっ！」


村人「鬼狩り様が助けてくれたんだっ！！」


村人達は、鬼殺隊の登場に歓喜の声を上げる


『そっ…めっ…』


氷聡「遅くなって、悪かった
ごめんな…」


氷聡は、自身の腕の中で震えているAの
今を優しく撫でた
その場に、焔瑪恚、柳弼、華夷光もやって来る


焔瑪恚「A、久しぶりやなぁ〜
来たでえ〜！」


柳弼「もう大丈夫ですよ」


華夷光「これからは、僕達が守るからね」


次々にAに声を掛け、頭を撫でていく
すると、村長が声を掛けた


村長「お、鬼狩り様！
是非、お礼を…」


村人「そ、そうですっ！」


村人「そんな、《怨み子》は
気になさらずにっ！」


《怨み子》
その言葉に、焔瑪恚、氷聡、柳弼、華夷光の
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