【ら運営】転生したら言葉通じなかったわ【gnki】

爆発 ページ50

ぱちんっ、と音がして急に魔法が切れた。
暴発……は、してないみたい？

でもこれ以上は限界なんだろう。どっと疲れが押し寄せる。

炎の中へ足をすすめれば、人の手が見えた。




「…！」

rd「ьаdоШь！」



いた…！
ぐったりしてる、外傷は見られないけど、息が苦しいからきっと一酸化炭素でやられちゃってるんだ。

らっだぁさんと二人がかりで厨房の外へ運び出す。



「(うぅ、おも……っ)」

ky「……имl…」





ﾌﾞｼｭｯ



なんだか、嫌な音がして。
振り向く間も無く爆発音と共に厨房が炎で覆われた。





　ﾄﾞｫｵｵﾝｯ




「うわぁああっ！！？」







　











　





　




視界が暗転する。









　











　











　





足音が、頭上で響く。




炎の燃える音。



誰かの声。



籠ったようなそれらの音に、もう体を動かす気力もないまま、目をうっすら開けた。





あ、





dr「беlmцУХ8rзо」



だり、あんて？
なんでここに、あろえさんたちに任せたはずじゃ…

…ここ、大広間だ。
私さっきの爆発で大広間まで吹っ飛ばされちゃったんだ。

ダリアンテはナイフを握ってる。



gt「っ、…！！」



声にならないような、そんな苦汁に満ちた表情でぐちつぼさんがダリアンテと対面してる。

なんで、魔法で凍らせないんだろう。
二周目の時は大広間ごと凍らせて二人倒して…



らっだぁさんも、凍りついてたっけ。




「…っ」



魔法の、規模が大きいんだ。

強すぎて加減ができないから、ダリアンテの足元で私が倒れてるせいで魔法が使えない。


…私のせいで、魔法が使えないの、？




dr「vаБвqyaбЦuaже f？」




思えばそうだった。

夜に氷の建築をしたときだって、こっちを気にしながら作っていた気がする。
きっとそれほど危険だから。


きっと、二周目で私を部屋に閉じ込めたのも、危険に晒したくないからだったんだ。


はは…っ


だめだなぁ、私。







「(何が、守りたいだよ)」




守られてばっかりだ。

らっだぁさんに庇われて、きょーさんに逃されて。
それで今、また私のせいで死んでしまう。

…何度でもやり直せる、けど。

三回目もこの人を死なせるのか。

一度くらい、命を張ってでも助けられないのかな。










　



”ru(魔力切れで暴発しそうになってたんだよ、A)”






　




　


…暴発、？

ふと、レウさんが言っていたことを思い出した。

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