3度目の正直 ページ46
(4日目)
バイ○ハザード並みにギイギイ言う扉に立て付けどうなってんだと突っ込みたくなるけど我慢。
朝一向かったのは厨房………
ではなく、大広間。
今回は先にレウさんに会いに行くことにした。
大広間で起きる戦闘にレウさんが巻き込まれなくて済むなら、それが一番のはずなんだ。
中を確認。
もうレウさんいるんだ？
ru(早起きだね、おはようA)
「(おはようレウさん)」
…最初に死ぬ可能性が一番高いのはこの人だ。
前回は声が届いてなんとかなったけど、今回はトラップに使った氷の魔法の維持も確実にしたいから、魔法は多用したくない。
息を整える。
ru「…？」
心配そうな表情でこっちを見てる。
そんな頬引き攣ってる？私。
ru(大丈夫？)
「(…レウさん、この家に悪い魔法使いが来てるの
みんなを起こしておいてくれないかな)」
ru(え！？)
「(お願い 私はきょーさんと合流するからその間に……)」
ｶﾞﾁｬﾝｯ
コツコツと足音が近づいてくる。
金髪の女性。ジェネシアだ。
目配せしてきたレウさんに、肯定の意味を込めて頷いた。
「(信じて)」
ru(……疑うわけないよAの事
でもさっきの話聞いて、敵の前に一人置き去りなんて)
「(大丈夫、すぐ向かいの部屋は厨房だからきょーさんがいるもん)」
少し迷ったような表情のレウさんは覚悟をきめたみたいに、目の前までジェネシアが来た途端ばっと立ち上がった。
ru「мx、дйсуfbЧбцlwП〜？」
jn「афро？ lдm」
適当な事を言って立ち去ったのかな。
レウさんは大広間を出て行った。
残るのは私とジェネシアだけ。
レウさんにあげるつもりだったんだろうその手に持ってる毒入りの飲み物を私に差し出す。
よくもまあ、そんないい笑顔でできるよなぁ…
ちょっと二回もしてやられたせいでカッチンきてるんだよね〜私←
ﾆｺｯ
「…」
笑顔で受け取るふりをして、魔法を使う。
あろえさんの魔法、至近距離なら絶対に外さないもんね！！
そのままコップごとジェネシアの手を植物のツルで締め付ければ、悲鳴を上げて手を頭上に投げやった。
ﾊﾞｼｬｯ
ﾊﾟﾘﾝ
jn「ーっ！！！」
毒入りの液体を浴びて半狂乱になって殴りかかってくるから、急いで後ろに下がった。
一周目のレウさんの分を考えたらこれでも足りないけど、ざまぁみたか！
焦ったせいか変身魔法が解けてジェネシアは元の姿に戻った。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 246人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
りりべら(プロフ) - 金蛇さん» コメント気が付けなくてごめんなさい！そのシーンのイメージはアナ雪です！！良く分かりましたね！ (2023年2月7日 9時) (
レス) id: 7e26133d7f (このIDを非表示/違反報告)
金蛇 - 氷の城のシーンでアナ雪を思い出した…すき… (2022年10月27日 15時) (レス) @page42 id: 0468f043bb (このIDを非表示/違反報告)
りりべら(プロフ) - えるがみさん» コメントありがとうございます！ そう言っていただけて嬉しいです！更新頑張ります！！ (2022年9月20日 6時) (レス) id: 981ea3431f (このIDを非表示/違反報告)
えるがみ(プロフ) - めっちゃ面白いです！大好きです！あああ続きが楽しみです投稿頑張ってください！ (2022年9月20日 3時) (レス) @page50 id: 024bcefcb8 (このIDを非表示/違反報告)
りりべら(プロフ) - ゆず酒ソーダさん» めっちゃ面白がって読んでくれて嬉しすぎて呼吸ができませn((( いっぱい書きます頑張ります！！ (2022年9月13日 19時) (レス) id: 981ea3431f (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：りりべら | 作成日時：2022年8月16日 22時
