【gt】おひるねのかしり

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しかし？
それ以外に悪いことしたっけ、いや、しかしっていうのは逆の事？

想定していた台本と少し異なるかもしれない、と不安になった。





『A・レインフォレスト』

｢ぁ、はい｣

『兵器製造の立役者でありながら、作った数多の武器に戦争被害を最小限にする装置を付けていたというのは、事実か？』

｢……え｣

『武器や戦車に、停止装置を仕掛けたという情報が入っている』














“「…ね、こっそりお宅が知りたい情報教えてあげようか」

kn「…マジで？ ええんすか、姉さん」

「その代わり、私に買われてくれないかな」

「いまから言う情報をリークして欲しい」

kn「これは特大ニュースやなぁ、で、何なん？」

「この国で使われる戦車や無線機器は、全て………




全て、ひとつのパスワードで無力化できるんだ｣”













まさか、コネシマさんが？
驚いて振り向きそうになるのを抑えて、｢はい｣と答えた。





『その他にも、自身で人の死なない毒物を作った事や、運営国に死者がほとんど居ないことなど…
貴殿は戦争には反対であったという証言が数多く提示されている』

『…………よって、更生の余地があるとして、A・レインフォレストの実施刑罰は運営国に委ねるとする』




かつん、かつん。









足音がして、舞台に立ったのは。
らっだぁだ。




rd｢はい、マイク借りますね、……あー、どうも、判決を任されました運営国のらっだぁですっ☆｣




いやそこは真面目にやれよ、と思わず言いかけて唇を噛んだ。
にこにこ、私の方を見て笑ってる。

心臓がどくどく鳴ってる。




rd｢実際、彼女は戦争を望んでいませんでしたね
それで、いちばん平和の為になって、尚且つ彼女の罰になる刑をね、考えたところ……



運営国で10年の身柄拘束をした上で、今回の戦争の被害があった場所の復興作業をしてもらおうと思います｣






かぁん、と判決の音が鳴って、終わり告げた。

こんな、サプライズ聞いてない。
どんな判決でも受け入れるって、言ったけど。

甘すぎるんじゃないかな、こんなの。

体が浮くような感覚で、静かに涙がこぼれていく。

マイクを置いて、こっちに近づいてきたらっだぁ。




｢……い、いの、らっだぁ、絶対批判の的になっちゃうよ、？｣

rd｢アンチはかかって来い！……ぐちつぼのDMに｣

｢ふはっ、……もー、みんなばかだなぁ…w｣

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