日常ノ狭間二�� ページ5
五時間目になったが、結局、進展はなかった。
Aは全くと言っていいほど笑わなかったし、女子が話しかけても普通に返事をするだけ。
やっぱり緊張しているんだろう。
「それでは、皆さんにお知らせがあります」
まあ、殺せんせーの言うことだからたいしたことじゃないだろう。
みんながみんなそう思っていた。
でも…
「皆さんで、海外に行くことになりました！」
…は？
海外？
みんなきょとんとしている。もちろん俺も、Aも。
でもそんなお金ないんじゃ…
「半分は勉強、半分は皆さんが仲良くなれるように、といったところでしょうかね」
まあ、つまりはAのためってことだ。
Aがクラスに馴染めるようにしてあげているのだ。
「で、殺せんせー、どこに行くの？」
「それは皆さんにお任せします。」
…一瞬の沈黙。
そして、ひそひそ声が聞こえてきた。
「どうすんだよ、自分で決めろって…」
「でも好きなところにいけるっていいね！」
「どこ行きたい？」
みんな、なんだかとてもたのしそうだ。
でも何か裏がある気がする。
「ただし、三つ条件があります。一つめは修学旅行の班とは別の班にすること。
一人でも違えばいいですよ。もう一つは、国ごとに同じ旅館に集まること。もう一つは…」
先生は大きな地図を黒板にはった。
黒板に広がるのは、普通の地図じゃない。
見たことのない国ばかり。
ルシフェニア、に…ベルゼニア？まだまだありそうだが、聞いたこともない。
「このエヴィリオス地方の国から選ぶことです！」
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マリー(プロフ) - 入右未来さん» いえいえ、駄作でほんと済みません(泣)でもこれからも頑張りますね！ (2015年4月13日 16時) (
レス) id: cd92c848e2 (このIDを非表示/違反報告)
入右未来(プロフ) - 大好きな2つの作品のコラボが読めて、とても嬉しいです！ありがとうございます。 (2015年4月13日 0時) (レス) id: 99a240abd4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：マリー | 作成日時：2015年3月7日 8時
