色欲公爵ノ歪ンダ愛情〜ヴェノマニア公の狂気〜�� ページ35
誰か、来たようだ。
全く、せっかく彼女たちと話していたというのに。
「悪いが、待っていてくれ」
少女二人をおいて、地下から上がっていった。
僕が連れてきた女性は、皆地下に住まわせている。
当たり前だ。外に出られたら大変なことになってしまう。
…だから、グミナはおかしくなってしまったのだろうか。
「…何の用かな」
僕は、戸を開けた。
そこにいるのは、美しい女性たちだった。
中には、いや一人を除けば、皆少女だ。
「君は…ああ」
わかった。
彼女は魔導師、エルルカだ。
なぜここにいるかはわかっている。
僕が一連の事件の犯人だと疑っているのだろう。
「…正直、私は貴方が犯人だと思っています」
…直球とは。
メイリスもそうだったが、最近はこういう子が増えているのか？
愚かな奴だ。
それで、僕の隙をついて…というわけだ。
「ただ、その、一目見たときから一目惚れしてしまったみたいで…」
一目惚れ、か。
なかなかうまいこと言うじゃないか。
魔導師だかなんだか知らないが、所詮は人間。
恋愛、という感情は変わらないのか。
ふと横を見ると、何やら娘たちがいる。
…緑の髪の女だけ、なにか違う気がする。
よくよく見たら、この前、少女二人を連れてきたとき、一緒にいた子じゃないか。
なぜあの時…魔術にかからなかったのだろう。
まあいい。今日ゆっくり洗脳してやるさ。
「…そこの娘さんは？」
「ああ、私の弟子です」
まさか、こんな人数の弟子がいるとは。
弟子なのは本当の気がする。恐らくエルルカに脅されるなりして連れてこられたのだろう。
「そんな綺麗な方に一目惚れしていただけるなんて光栄だよ。
それに、可愛らしい弟子たちまで…さあ、入りなさい」
そういうと、地下に降りていった。
まあ、いくら魔導師でも僕にかかれば簡単な話さ。
僕に、一目惚れさせてやる。
しかし、その時だった。
「馬鹿か、お前は」
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マリー(プロフ) - 入右未来さん» いえいえ、駄作でほんと済みません(泣)でもこれからも頑張りますね！ (2015年4月13日 16時) (
レス) id: cd92c848e2 (このIDを非表示/違反報告)
入右未来(プロフ) - 大好きな2つの作品のコラボが読めて、とても嬉しいです！ありがとうございます。 (2015年4月13日 0時) (レス) id: 99a240abd4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：マリー | 作成日時：2015年3月7日 8時
