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「お母さんに、言わなきゃ。」
渋「そうやんな、」
「今から大丈夫？」
渋「おん、今から言いに行こう」
・
渋「俺が、ちゃんと気をつけずAを妊娠させてしまって申し訳ありません
で、その事なんですが
俺が一生責任取るんでAに子供産ませてやってください」
母「ほんとに、責任が取れるの？
どんな事があろうと、娘を離さないって誓えるの？
母親のあたしからすると
あなたたちは別れた方がいい。
子供は産んで、それからあたしとAで面倒を見る。
渋谷さんは関わらない方がいい」
渋「そんなこと言わんでください。
俺、ほんまにどんな事があってもAから離れません。
絶対に。
別れるなんてできません。」
「ねえ、ままお願い。
すばるくんもこんなに言ってくれてる。
あたしたちなら大丈夫な気がするの。
ダメ、かなぁ？」
母「ママたちもね、あたしたちなら大丈夫って思ってた。
でもそれがそうでもないの。
ママはもうそれを経験してるの。
経験者の言う事を聞いておいた方がいいと思うよ？」
「うん、わかってる。
でもほんとに、あたしたちなら大丈夫。
これだけは言える。
絶対に」
渋「俺からもお願いします。
ほんまに、こんなに人を好きになった事がないんです。
前に彼女がいた時だって
そこそこ大事にしてても
やっぱどこか違うって感じる事があって。
でもAは、そんな事ないんです。
Aはほんまにほんまに大事なんです。」
母「はぁ、ほんとに、あなたたちは…
分かった、Aは子供を産んでいい。
渋谷さんもAと別れなくていい。
でも、１つだけ言わせて。
これから先、また何かあった時には
絶対に別れてもらう。」
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作者名：りあくら | 作成日時：2017年6月18日 22時
