【暗殺教室】幼馴染み→恋人part7［赤羽業］

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カエデside


誇り(プライド)という命


分け与える命


与えられる命




…いつか育てたい命



私も、皆も…



ずっと繋いで行けたらいいな…。



殺意渦巻く教室で教わった…


色とりどりの命のやり取りを。





この校舎は殺せんせーのおっきな形見



私的にはいつかこの校舎を使ってくれたら…って人がいるんだけど。





「…で、茅野ちゃん。渚君とはどーなのよ、連絡とか取ってるの？」



水遊びから抜け出して来た原さんに小声で聞かれる。
Aなんてニヤニヤし過ぎてるよ！！



「渚は…私なんか視界に入ってないよ。あの殺し屋は…いつだって目標だけを見てるから」



そう返すと原さんはなーんだ、と呆れ顔になった。
それより…、




「私よりも…Aから大ニュースがあるよ」


『んぇ？…カエデ！？』


「なんだなんだ？大ニュースって」


「ほら！言っちゃえ！」


『えっ！…しょーがないなぁ』



Aは頬を少し赤らめて左手を見せた。




「お、おい…」

「それって…」

「…まさかA」




彼女の左手…薬指にはキラリッと光る銀の指輪が付けられていた。

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