【暗殺教室】幼馴染み→恋人part7［赤羽業］

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「…皆。俺達自身で決めなきゃいけない。このまま手を下さずに…天に任せる選択肢だってもちろんある」


磯貝が皆を見渡す。


「手を上げてくれ。殺せんせーを殺したくない奴…？」


全員が静かに手を上げた。


「…OK。下ろして」

「……殺したい奴？」




グッと拳に力が入る。
思い出すのはこの一年の色鮮やかな思い出。


いつだって…



私達の傍には、



銃とナイフと先生がいた。




震えながら手を上げる。
それは皆一緒だ。



殺したくない

殺したい


矛盾してるなんてわかってる…。


でも


これが、私達の答え。




私達は殺し屋



標的は先生




絆を守って卒業するために



恩師に対してすべき事、



皆が痛いほどわかっていた。





私達は倒れている先生を囲むように触手を押さえた。
私は殺せんせーの顔を両手で押さえる。
そう、膝枕する形で。


「…こうしたら…動けないんだよね殺せんせー」


「その通りです中村さん。握る力が弱いのが心配ですけどねぇ」


「……!!」


殺すためとか何だとか

理由は深く考えなかった。


一年ずっと褒められ叱られ育てられた先生の触手を


皆が強く握り直した。

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