【暗殺教室】幼馴染み→恋人part7［赤羽業］

8〜カエデside〜 ページ13

殺せんせーの顔色がどんどん黒くなる。
ドス黒いオーラが殺せんせーから出る。


先生はキレていた。


「それだ。我を忘れて感情が歪めば…触手生物の全身は真っ黒に染まる！」



柳沢は満足そうに殺せんせーを見る。




「最後の攻撃だ」


死神に注射を刺すと、死神は発狂しだした。
殺せんせーと死神によって強い風が吹く。



「離れよう!!」


「渚…」


「僕等から注意が逸れているうちに!!ここにいたら確実に巻き添えだ!!」


震えて立てない私を渚は引っ張って立たせてくれた。


「で、でも…」


「逃げるのだって俺等の立派な戦術だよ」



カルマ君は奥田さんにそう言った後、Aを抱き上げて走り出した。
私も渚に引っ張られながら走る。


「…地獄のような一年だった…だが今終わる」


「!!」


えっ…白い光！？


「……違う…黄色だ」

「いや、赤!!」

「緑!!」

「青!!」

「白!!」


「(全ての感情を、全ての過去を、全ての命を全て混ぜて…純白の光に!!)」


「…教え子よ、せめて安らかな…卒業を」


「……!!」


殺せんせーから死神に向けて白い光が放たれる。
死神は苦しそうに顔を歪め、柳沢は叫びながらバリアの外へ飛んで行った。

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