ドキドキしあう関係になってみない？Shori (ページ1)

今日:2 hit、昨日:3 hit、合計:918 hit

マネージャーとしてページ1

勝利「明日さ、午後からオフだし家おいでよ晩ごはん作ってあげる」

夜中までかかったドラマの撮影が終わって、マネージャーの私は車で勝利くんの家まで送っていた。

最近の勝利くんは多忙で、ツアーの打ち合わせだったり、舞台だったりしかもさらにいろいろな仕事が決定していて、

そして今日もドラマの撮影で、朝から晩まで缶詰状態だった。

少し眠そうであくび混じりの小さな声で呟いた彼からのお誘いには、喜びなんかより心配が勝ってしまう。

最近のセクゾは個人の仕事が増えてきていて、私は主に勝利くんの仕事のマネジメントを担当することが増えてきた。

だからなおさら、いまの彼にそんな余裕があるとは思えなかったし、それこそ相当なプロ根性で顔には出さないが、相当な疲労が溜まっているのを知っていた。

A「勝利くんさ、疲れてるんだからたまのオフくらいひとりでゆっくりしたら？明後日からもスケジュールパンパンなのわかってるでしょー？」

真っ暗な夜道の都心を真っ直ぐ慎重に前を見ながら、後ろの座席に座って、いつものようにフードを深く被って、目を閉じているであろう彼に問いかけた。

勝利「なんかさ、最近料理が息抜きなんだよねーしかもさ、何もしないオフを過ごすと、次の日の仕事がなんか気が引き締まらないの〜」

A「はぁ…」

なんという人間だ。いや、アイドルの鏡とでもいうものか？オフの日まで人に料理を振る舞うとはなんという完璧人間なのか。そして、イケメン。よくできた人だなぁ

なんて考えていると

勝利「ねぇ聡もビスつれて来るって笑」

いつのまにか聡くんにも連絡をしていたらしい。

勝利「 Aちゃんも気使わずにおいでよ
　あいつは気を使わなすぎだけど笑
　これからのスケジュールの相談もしたいしさ」

どうせAちゃんは家に帰ってもコンビニ弁当だろうし〜

なんて皮肉も言われちゃったものだから、

A「助かります美味しいパスタが食べたい気分です」

なんてリクエストしてみた。

美味しいアイス買って行ってあげよう。

なんて考えている間に勝利くんの家に到着した。

A「勝利くんついたよー明日はちょっと遅めで11時に迎えに行くから準備しといてね持ち物は特になし！」

勝利「はーいお疲れ」

少し車内で寝てたのか、伸びをしながらマンションに入って行った。

そんな背中を見送って、本日の業務終了です。