(93)【第三層】伝え方 ページ45
ヒット「ALSを非難しに行くつもりなら、やめておけ」
リゼ「大丈夫、みんなには迷惑かけないから」
万が一、ギルドのイメージが下がるようであれば関係を断てばいい。正味、私がいてもいなくても特に変わらないだろうし。もしあの日私がいなかったら違う人がSAOにダイブしていただろうし。
ヒット「何も変わらないと思うか?」
突然、ヒットが私の心を読んだかのように言った。そんなことはあり得ないけれど。
リゼ「そら変わらな…」
ここで自分があまりにも子供っぽいことを言っていることに気がついた。変わらないことは…まぁ、ないか。というか私がいてもいい事はない、だな。いろいろと足引っ張るし。
リゼ「と、とにかく!そう言う訳だから…」
自分で言っててどういう訳なのかは分からない。
ヒット「…もう分かっただろう。行くぞ」
リゼ「……。」
何故だ?ヒットと口論(?)するといつも言いくるめられるのだが。
話していたらALSに対する熱も冷めたのでディアベル達のところへ行くと、他の人たちは集まっていた。
DBSからは団長のヒットと副団長の私。
ALSからは団長であるキバオウのみ。
DKBからは団長のディアベルと副団長のリンド、ハフナー。
リゼ「え…?」
ディアベル「どうかしたか?」
リゼ「いや、副団長二人制にできるのなら何故。。。」
もちろん、何故というのはリンドとキバオウのことだ。
キバオウ「誰がこんなガキと仲良く副団長やらなあかんのや!」
リンド「なっ。。。まぁ、いろいろあったんだ。それは過ぎたことだから言っても仕方がない」
リゼ「そ、そうですか。。」
これはこれは、もっかい合併は無理そうだな。
ディアベル「それで、さっきの話だけど、答えは…」
ヒット「無理だな。…というかこの答えは予想していたのではないか?」
キバオウ「まぁそうや。けどな、ワシらにとってのギルド合併はそれと同じくらいっちゅうことを分かってもらえればええ」
なるほど。キバオウ達にとってギルドを合併させるということは私たちにとってギルドを分割するくらいの抵抗があるということね。
わっかりにくい伝え方やなー、と思うがまあ私も合併については簡単にできると軽く見てたから、言うだけでは伝わらないと思ったキバオウの気持ちも分からんでもない。
5人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
りりか@(プロフ) - 星猫さん» 内容は知らないです! (2020年9月13日 13時) (レス) id: 4f8eab539e (このIDを非表示/違反報告)
りりか@(プロフ) - ミリアさん» すいません、知らないです! (2020年9月13日 13時) (レス) id: 4f8eab539e (このIDを非表示/違反報告)
星猫 - ポケモンは知ってます? (2020年9月13日 10時) (レス) id: e8084d140d (このIDを非表示/違反報告)
ミリア - たくっちとツイステは知ってます? (2020年9月13日 9時) (レス) id: e8a27bc902 (このIDを非表示/違反報告)
りりか@(プロフ) - 星猫さん» ありがとうございます!頑張ります! (2020年8月16日 8時) (レス) id: 4f8eab539e (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:りりか@ | 作者ホームページ:http naru1
作成日時:2020年8月15日 15時