浮遊城に集う戦士2【ドラゴンボール×ソードアートオンライン】 (ページ42)

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（90）【第三層】第三ギルドページ42

第三層攻略会議の場所に着くと、いつもより緊迫した表情のDKB及びキバオウ隊(仮)のメンバーが集まってきていた。

もちろん事情を知らないDBSのメンバーは困惑した表情だ。

うわー、やだな、こういう雰囲気。こんなの好きな人いないと思うけど。
もういっそのこといつもどおりにしようかと思ったがDBSの副団長の良識に基づいてやめておいた。
どうすればいいのか分からない雰囲気の中、ヒットはどうしているのかと思って隣を見ると、目を瞑って座っていた。

ようやるなー、と思うが自分が真似してもどうせ落ち着かなくなってすぐやめるのは目に見えているので真似するのはやめておく。

反対側を見てみるとフードを深く被ったアスナが座っている。顔はよく見えないが非常にピリピリした雰囲気を感じる。

この雰囲気の二人に囲われるの地味に怖いんだけど。結局どうすればいいのか分からないままカチコチに固まって座っていた。

ディアベル「それでは、第三層の攻略会議を始めようと思う！…けどその前にギルドのことについて話があるから聞いてもらえるかな？」

ディアベルのテンションがやや低いのは気のせいではあるまい。その後、各ギルドの団長からギルドについての説明があった。
まぁ、これは想定内だ。というかまだここは本題ではない。

ディアベル「ギルメンを募集するにあたっては広く門戸を開きたい。参加条件はレベル10に達していること、それだけだ」

そこでキバオウが立ち上がり、

キバオウ「ウチはレベル9や！」

とだけ言って座る。するとディアベルの近くにいるリンドが眉間にシワを寄せた。相変わらずディアベルの爽やかな表情から感情は読み取れない。ちなみにキバオウのギルドの名前は《アインクラッド解放隊》(ALS)というらしい。

レベル9か。。やっぱ予想通り人集めに必死になってる。まあ、私はレベル16だし、ここにいる最前線の人たちも同じくらいだと思うから9か10かは今はあまり問題ない。

そして、ここにいる人たちの中でギルドに入っていないのはエギル達四人組で、彼らもギルドに入る予定は無さそうなのでこの宣伝に意味があるのかはあまりわからない。

ディアベル「ヒットさんは？」

ヒット「俺達は募集していない」

ヒットが募集していないと言うと、DKBとALSの連中が少しざわつき、キバオウも、なんやて！？と言ったように聞こえた。