浮遊城に集う戦士2【ドラゴンボール×ソードアートオンライン】 (ページ36)

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（84）【第三層】ベータ時代ページ36

ベータの記憶が鮮明になるようになってからSAOの原作が少し薄れてきている気がする。

もしかしたら、全王か大神官あたりが記憶操作でもしているのかもしれない。そうなら絶対許さん。まあ、全王と決まったわけではないけど。

何にせよ、キリトのベータの記憶の中に私がいることは事実らしい。私の記憶とも合っているのかはぜひ確かめたいところだ。

だが、みんなの前で話すには少々気が引ける。なぜなら少々？かなり？いや、結構キャラを変えているからだ。

リゼ「キリトってベータの時に私とデュエルしたよね？」

キリト「え、いいのか？ベータのことはあんまり。。。」

リゼ「別にいいでしょ。そもそも、二人がベータテスターだってことはお互いだけじゃなくて最前線のほぼみんなが知ってるんだから」

アスナ「あの後、結構広まったからアインクラッドにいる半分くらいは知ってるかもよ？」

リゼ「え、、。ってそんなことはどうでもいい！キリト、ベータで私とデュエルした？」

私の記憶の中では一度だけベータ時代にデュエルをしたことがある。そして、相手はキリトだった。

キリト「ああ。やっぱりあのリゼはお前だったんだな」

アスナ「ベータの話色々聞きたいなあ」

リゼ「じゃあ、狩りが一通り終わったら攻略会議まで時間があるから話すよ」

キャベ「そういえばキリトさん、キバオウさんのことはもういいんですか？」

キリト「まあ正直どうしようもないしな。あと、攻略会議の時に何か言うかもしれないからそれを聞くしかないな」

キャベ「確かに、そうですね」

アスナ「じゃあ、さっさとこのモブ達を倒しちゃおう！」

アスナ。。ベータの話がそんなに早く聞きたいのか。正直、あまり話したい話ではない。恥ずかしい。。

本当にあの頃は厨二やってたなと思う。SAOの原作を現実世界で読んだ時間の記憶は全てベータの記憶に置き換えられていた。
つまり超長時間ログインしていた。

まあ、現実世界も普通にVRゲームは存在していたし、実際それで遊んでいたのでしっくりは来る。

だから、ベータの記憶を本物の記憶として扱うことにそこまで抵抗はない。むしろ、あの時の気持ちとか、感覚とかすっごい覚えてるから本物の記憶としか思えない。
本物だからこそアスナ達にベータの頃の話をするのは恥ずかしい。厨二の頃の気持ちをすごい思い出してしまう。まあ、、それはそれでいいか。