浮遊城に集う戦士2【ドラゴンボール×ソードアートオンライン】

（51）【第二層】ビーター ページ3

ディアベル「それでは第二層の攻略会議を始めたいと思う。今日中に三層まで行こうぜ！」

「「「おーーー！！」」」

こうしてクエストが見つからないまま第二層の攻略会議が始まった。

ディアベル「G隊はオルランドさんたちに任せる」

ん、、？オルランド、って原作では強化詐欺をネズハにやらせてた人だよね？ネズハがここに来てないってことはあの強化詐欺の一幕はあったってことか？そして、街にあまり行ってなかったせいで気付いていなかった？

リゼ「キリト、ネズハっていう鍛冶屋知ってる？」

キリト「ああ、知ってるよ。知らないのか？結構腕がいいって有名になってたんだけど」

リゼ「そうなのか、知らなかった」

ネズハはやっぱり鍛冶屋やってたのか。キリトとアスナは強化詐欺を見抜けたのだろうか。まあどっちでもいっか。ボス戦自体にはそんなに関係ない筈だし。

キバオウ「ちょお待ってんか！」

ディアベル「どうしたんだい？キバオウさん」

キバオウ「さっきからディアベルはんは、その攻略本に頼りすぎや。ゆうたら悪いけど、あれ書いてんのはボス部屋に入ったこともない情報屋やろ？ほんまにそれで充分言えるんか？」

すると、キバオウが喋ったあたりから少し機嫌を悪そうにしていたリンドがディアベルに代わって答えた。ちなみにリンドはディアベルのパーティーメンバーでディアベルの後継者的存在だ。

リンド「充分とは言えないけど、無い物ねだりしても仕方ないだろ？それとも何かい、キバオウさんが事前に一人でボスの偵察をしてきてくれるとでも？」

多分だけど、ギルドを三層で作ったときにキバオウかリンドどっちが副団長になるか揉めているのではないか。リンドの言い方が意地悪だな。

キバオウ「だからや、ワイが言いたいんは、この場所に少なくとも二人、自分の眼でボスを見た奴がおるっちゅうこっちゃ。ならそいつに話を聞かん手はないわ、そうやろ？」

え？視線を避けようと思い、後ろに隠れようとしたがキリトに手を掴まれる。
おい！何してんだよ。私はボス見てないんですけど。。

キバオウ「どうや、黒ビーターはん！ボス攻略にあたって、なんぞ一言喋ってくれへんか！」

キリト「…どういうつもりなんだ…」

リゼ「く、黒ビーター？」

なんてあだ名が付いとるんだ。

キリト「知らないのか？第一層ボス攻略後、誰かがあだ名を考えて流布したらしいぜ」

キリトが小声で教えてくれた。余計なことをしてくれやがる。勝手にあだ名付けて広げるとか。。

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