検索窓
今日:15 hit、昨日:7 hit、合計:7,242 hit

(61)【第三層】蜘蛛 ページ13

ヒット「確かに、超ドラゴンボールの小さい版は便利だな」

リゼ「多分、そっちの宇宙にもあるよ。すっごいチートアイテムっていうのは同意見」

と、話しているとMobがポップする音が聞こえた。

リゼ「ここら辺の道にもたまにポップするのか」

ヒット「そうらしいな。やってみるか?」

リゼ「うー、どうしよう。逃げてばっかもいられないしやってみるか」

ポップしたMobは当然のように蜘蛛だった。正直、凝視すると目眩がするほど気持ち悪い。非アクティブモンスターなので攻撃しない限りはされないが、攻撃したは最後、追いかけ回される運命が見える。

リゼ「行くぞ!」

その声に反応したかの如く蜘蛛が足を動かす。蜘蛛の心臓(?)がありそうな場所に二連撃ソードスキル、ホリゾンタル・アークを打ち込んだ。そして、蜘蛛が振り向いてこっちに向かってくる。
−あ、無理だ。
と、直感で悟り、

リゼ「スイッチ!」

と言って交代した。こんなんじゃ駄目ってのはわかってる。けど、あんな気持ち悪いのに近づかれたら戦いどころじゃない。二層の蜂はまだましだった。けど、今回のは駄目だ。完全にアウト。

ヒット「ハァァ!!」

ヒットが短剣の二連撃ソードスキルで追い討ちをかけた後、蜘蛛の攻撃を避け、三連撃ソードスキルを打ったことで蜘蛛は倒された。

リゼ「ごめん、倒せなかった」

ヒット「大丈夫だ、協力しなかったらパーティーの意味もなくなるしな」

蜘蛛を倒し、安心していたところにまた新たなポップ音が聞こえてきた。2、3個くらい。。しかも今回の蜘蛛はアクティブ型だった。幸い、ヒットが全部倒してくれたがまたポップ音が聞こえてきた。次は6個だ。

ヒット「蜘蛛を倒すと新たに倍の数がポップする仕組みらしい」

リゼ「無限じゃん!」

ヒット「きりがないな。戦わずに抜けるぞ」

リゼ「えええ!」

この蜘蛛を踏んで行くというの!?地獄なんだけど。膝くらいある蜘蛛の間をこの狭い通路の中駆け抜けるとか。しかもアクティブだからついてくるでしょ。精神的に終わったわ。ああ、最後に美味しいケーキでも食べたかったな。

ヒット「おい、現実逃避してないで行くぞ」

どうやら最後の一言は口に出ていたようだった。ただ、あの蜘蛛の間を通っていくだなんて想像しただけでも震える。今、鏡で自分の顔を見たら真っ青になっているのではないかと思えるほど寒気を感じた。

(62)【第三層】パニック→←(60)【第三層】過去



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 8.6/10 (14 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
5人がお気に入り
設定タグ:SAO , ドラゴンボール , ヒット   
作品ジャンル:アニメ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

りりか@(プロフ) - 星猫さん» 内容は知らないです! (2020年9月13日 13時) (レス) id: 4f8eab539e (このIDを非表示/違反報告)
りりか@(プロフ) - ミリアさん» すいません、知らないです! (2020年9月13日 13時) (レス) id: 4f8eab539e (このIDを非表示/違反報告)
星猫 - ポケモンは知ってます? (2020年9月13日 10時) (レス) id: e8084d140d (このIDを非表示/違反報告)
ミリア - たくっちとツイステは知ってます? (2020年9月13日 9時) (レス) id: e8a27bc902 (このIDを非表示/違反報告)
りりか@(プロフ) - 星猫さん» ありがとうございます!頑張ります! (2020年8月16日 8時) (レス) id: 4f8eab539e (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:りりか@ | 作者ホームページ:http naru1  
作成日時:2020年8月15日 15時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。